***福島県内への支援活動***

新潟での2度の震災を経験したことから分かる対策やアドバイス、関係資料を届けることを目的に、
スタッフ2名で避難区域に指定されている各町村の対策本部を訪問してきました。
また、新潟でできることとして被災動物の一時預かりや里親募集、義援金を集めるためのフリマ出店等を
今後も続けていこうと思います。

★迷子犬700匹以上が掲載されているパンフレットが完成しました。
制作は地元、南相馬のわかにゃんさんです。
全国の愛護団体等が被災地からレスキューして一時預かりしている飼い主さん不明の犬猫たちを
可及的に情報収集して1冊のパンフレットにまとめたものです。  http://onyawan.blog93.fc2.com/


●現在(5月15日現在)までに「中越大震災 動物救済本部の活動記録集」を福島県内の以下の自治体、関係機関に送付しています。
南相馬市建築住宅課/大熊町災害対策本部生活環境課/楢葉町災害対策本部 /浪江町 住宅支援班/富岡町災害対策本部 住宅支援班/川内村災害対策本部 住宅支援課 /葛尾村会津坂下出張所 地域振興課 地域整備課係 /川俣町生活環境課 /相双保健所/郡山市保健所 生活衛生課/いわき市保健所生活衛生課


◆2012年9月9日(日) 大熊町仮設訪問(いわき市)

お天気に恵まれて、いわき市にある大熊町仮設4カ所をNDN4名、会津若松ボラ、大熊町職員さん2名、合計7名で訪問しました。
9時半〜10時15分  渡辺町昼野  登録数25
11時〜11時30分  小名浜上神白 登録数 7
13時〜14時     鹿島町下矢田 登録数17
14時45分〜16時  好間第三   登録数21

全員に、迷子札、うんちパック、ペットシーツ、フード、おやつ配布。希望者にウエットティッシュ類や消臭スプレー、首輪・リード類、洋服配布。
6月上旬に起きた咬傷事故の例をあげ、室内飼育の大切さ、散歩のマナーや病気予防、雷対策、熱中症の注意を説明。
多くの方から質問があり、意識の高い飼い主さんが多い印象を受けました。まだ不妊去勢や飼い主登録をしていない飼い主さんもいらっしゃったので詳しく説明、会場で登録も行いました。
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1、9:30〜渡辺町昼野仮設住宅  【犬】15匹 【猫】10匹

※相談内容
震災の際に1ヶ月ほど自宅に置き去りにしていたコーギー12歳。メス。未避妊。
レスキュー後、体を触らせない、咬むようになった。今は1室をこの犬に解放している。体を触れないので散歩もできず室内でトイレもしている。
  ↓
最初は目の色が違って吠えまくりで攻撃的でしたが、穏やかに声をかけておやつをあげるうちに落ち着いて来て、最後は手からおやつを食べるまでになりました。
(震災後、こんなに落ち着いたのは初めてだそうです。)未避妊。下腹部の腫れが気になる。陰部出血あり子宮蓄膿症の可能性も。散歩していないので爪が巻いて歩きにくい。
体の不調、痛みもあるかもしれない。おびえて恐怖を感じている。おやつを使ってケージトレーニング。
ケージに入ったら獣医さんで不妊手術してハーネスか首輪にリードをつけた状態で返してもらえば、散歩可能。
信頼関係を取り戻すことをアドバイス。同居のチワワと相性が悪いのもストレス。

【各仮設での様子】
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2、11:00〜小名浜上神白仮設住宅 【犬】 4匹 【猫】 3匹

※相談内容
猫のモコちゃんと相性が悪いので室内ではなく外に置いているガブちゃんの環境が正しいかどうか不安。見て欲しい。
  ↓
日よけが足りず暑さ対策が不十分なことを説明。上から手を出すと口が出るのはしょうがないので注意の張り紙は良い。
砂利の上は暑いので水をまく事、すのこなど木を敷くこと、日よけのネットやひさしを作る工夫を説明しました。
ガブちゃんも、モコちゃんも捨て犬、捨て猫だったそうです。とってもかわいがられていました。

【各仮設での様子】
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3、13:00〜鹿島町下矢田仮設住宅 【犬】12匹 【猫】 5匹

※相談内容
大熊町では番犬として飼っていた犬。仮設でかなり吠えるので心配。
  ↓
震災後に現地で綱を放したところ、ずっと自宅周囲で家を守っていた。
8月の一斉捕獲で飯野町のシェルターに収容されて今は一緒に暮らしている。捕獲された時は痩せて狐のようになっていた、(写真)
シェルターに2回会いに行った際の様子が新聞に掲載されて見せてもらいました。(一番大きな写真)
車で一時帰宅した時に後を追う写真も。部屋の目の前が駐車場で犬が興奮しやすい環境、犬小屋だけで目隠しもありませんでしたが、
実際には自由に室内に出入りできるようになっており、吠えるのは最初だけでとても気だての良い犬でした。
飼い主さんが高齢で転倒が心配でずっと散歩させなかったのも我慢していましたが、数日前から手押し車にリードを縛り、周囲を散歩させるようになったそうです。
性格に問題ないので周囲の力を借りて散歩の申し出があるのだから、協力してもらうようアドバイスしました。おばあちゃんの生き甲斐だそうです。

【各仮設での様子】
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4、15:00〜好間第三仮設住宅   【犬】10匹 【猫】11匹

※相談内容1
短毛だった犬が会津若松の冬を過ごしたらすっかり毛が伸びて暑そうにしているが大丈夫か。
  ↓
尻尾と部分的に毛が長いだけでトリミングの必要は感じなかったのでこまめなブラッシングと暑さ対策をアドバイスしました。
福島の犬は本当に飼い主さんに従順で性格が良い犬が多いです。リンちゃんも穏やかで優しい犬でした。

※相談内容2
猫を複数飼っているが、最後に保護した6ヶ月ほどの猫が痩せていて先住は太り過ぎ。フードの与え方はどうしたら良いか?
  ↓
食いしん坊の若い猫はこのままで大丈夫。むしろ、先住の太らせ過ぎにご注意ください。

【各仮設での様子】
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※その他の相談内容
●置き去りにしてげっそり痩せた姿をみているので、今は好きなだけ食べさせてやりたいという理由でついフードを大目に与えて太らせ過ぎの飼い主さんが多かったです。
 猫の室内飼育、不妊去勢手術後の肥満の相談もありました。上下運動とフード管理を説明。
 (大熊町にいた時の写真と今の様子。この三毛猫みーちゃんは仮設のアイドルでした。)

●好間仮設でも女の子が隣家の犬に咬まれていました。職員さんが帰り際に訪問するとおっしゃっていました。

●いわきは雷が多くて犬のパニックがあるそうです。ケージ対応について説明。
 大熊に残された犬猫は「原発の爆発音」を聞いているから、もともと雷などは嫌いだったが「なおさら恐く なったのでは?」という飼い主さんも いました。

●バスで避難して2〜3日で戻れると思ったご家族のお父さん。玄関にワンちゃんを入れて、たっぷりの水をフー ドを置いてきましたが、
 13日原 発の爆発をニュースで観て「これは絶対しばらくもう帰れない!」と判断、翌 日14日に自力で入り、ワンちゃんを連れ戻してきたそうです。

●猫1頭、震災時は8ヶ月。その後会津へ避難して車中生活、この仮設に越して1年近く。震災後、職場も遠くなり1日10時間家が開くようになった。
 その間 に、ネコちゃんがお母さんの座るところにオシッコをするように なったそう。家人がいる間はそそうもなく、 良い子にしている。   ↓
 不在の間、三段ケージに入れたらどうか?
 >>>避難生活を考えると可愛そうで入れられない。
  ↓
 オシッコをする前提で座るところに防水シートを敷くなどしてしばらく様子を見る?
  ↓
 >>>治らなかったらどうしよう?
  ↓
わが家の保護したばかりのネコがオシッコではないですが嫌がらせ行動があり、お医者さんからジルケーンを 処方されて落ち着いた旨を話しまし た。
掛かり付け医がまだいないということでしたから、仮設周辺で何でも 相談できる獣医さんを捜して相談してみたら?とお伝えしたら、
これには 賛同してくださり自治会長に相談してみるとのことでした。



◆2012年5月20日(日) 大熊町仮設訪問(会津若松)

大熊町生活衛生課職員さん2名、NDN4名と会津若松個人ボラさんの7名で
会津若松市内2カ所の仮設を回りました。
生活衛生課が狂犬病、ワクチン、フィラリア予防なども事前にチェックしており、
全体にきちんと飼っている人が多い印象を受けました。
今回は狂犬病予防注射と散歩での糞のマナー、フィラリア予防、ノミダニ予防などの
説明を中心に、迷子札やうんちパックを中心に支援物資の配布を行いました。
高齢の犬猫も目立ちました。中には愛護団体を4、5カ所移動したり、
預りさんのおかげで助かった一方で、返却時に預りさんと飼い主さんでトラブルが
起きて、やっとの思いで手元に戻って来たケースも。
不妊去勢は半分くらいが済んでおらず、中には仮設入居後に産ませた人もいて・・・
不妊去勢の大切さをお話しました。参加者の数は多くはありませんでしたが、
ゆっくり話ができて良かったです。
アラスカンマラミュートは15歳。まだまだ元気です。(暑い日や冬は家の中で飼ってます。)
以前訪問した仮設にも行きました。
セッタードラちゃん14歳、お腹と睾丸に2つ腫瘍ができて呼吸が苦しそうでしたががんばっていました。
甲斐犬もすごくおとなしくなっており、仮設生活に犬も慣れてきたのがわかりました。

長原地区  9時から11時 6件
城北地区  1時から3時  8件

【各仮設での様子】


◆2012年3月4日(日) 飯館村ペットの飼い主さん支援会

お天気に恵まれ、飯館村にお住まいの住民対象の初めての支援会を行いました。
ALIVE10名、がんばれ動物クラブ(熊本)1名、NDN9名の合計20名。
訪問したのは3カ所で、伊達東公民館 約45世帯、松川町 学習センター 39世帯、
飯野町 学習センター 約90世帯、想像をはるかに超える参加となり、
開催前から玄関前に人が溢れ、駐車場は満杯、途中で物資が不足して
ALIVEふくしまさんが何度も買い足しに走ったものの、最後は途中でなくなる大変な事態になり、
わざわざ足を運んだ方には本当に申し訳なかったです。
次回の支援を約束して用紙に連絡先を記入してもらいました。

受付で迷子札とアンケート用紙、インフォメーション用紙を配布、
アンケートでは、現在の住まい、ペットはどこにいるか(飯館村の場合は仮設での飼育が
認められていません)、お困り事などを直接聞き取りしながら不妊去勢の大切さ、
狂犬病予防注射の案内など説明しました。多くは自宅にペットを置いて餌やりに
通っており、今まで知らなかったことがたくさんわかりました。

1、毎日〜1週間に1度、飼い主さんが餌やりに通っている。
2、2日に1回、見守り隊(住民によるパトロール)で各家庭に寄って餌やりを行っている。
3、東京電力の補償のための同意書(合意書?)では、「ペットのための区域内
  立ち入りは1ヶ月に1回」と書かれている。→これではペットは生きては行けないので
  飼い主さんは大憤慨していました。(お話を伺った方は、実際は2日に1回、お世話に
  行っています。)
4、ほとんどの人が不妊去勢手術はしておらず、産まれた子猫、子犬はもらい手が
  見つからないと川に流したり、捨てたりを繰り返し、残った犬猫を飼うので、
  複数飼育の人が多く、中型犬を6、7匹とか、猫も10匹とか飼っている人も珍しく
  なかったです。
5、放し飼いにしている人もいました。猫はほとんど外飼育です。
6、数少ない借り上げ住宅は、犬はオッケーだけれど、猫は不可。その結果、
  犬は同居で、猫だけ自宅に餌やりに通っている人も何人もいました。
7、困り事の多くは「エサ代がかかること」「自宅まで世話に行くのが大変(特に冬場)」
  でした。考えてみれば、今までは家庭の残飯を食べていたのが、今はフードを
  購入して飼育頭数が多いので大変だと思います。
8、猫については名前がない、年齢がわからない、犬では体重がわからない方が
  多かったです。
9、高齢者が多く、今までの仮設支援とはかなり違う印象を持ちました。
10、置き餌が原因で野生動物(イノシシやキツネなど)の餌付けになっている。

とにかく、1世帯で飼っている犬猫の数がとても多くて、
参加した方の多くは自宅に置いてお世話に通っている状況でした。
避難の長期化を考えると、可能なものについては仮設を含めて飼い主さん
と同居できる環境作ること、自宅に置いている動物については
助成金を行うなどして不妊去勢手術を早急にして、これ以上増えないための工夫、
目先のことよりも、福島の10年、20年後を見据えた飼育指導や
動物行政をすべきなのかもしれません。飼い主のみなさんは、それぞれに
ご自分の犬猫にはとても愛情を持っていましたが、適切な管理という意味では
外部支援が必要だと思いました。
何をすべきなのか、ちょっと考えさせられた支援会になりました。

【支援会の様子】


◆11月27日(日)

とても良いお天気に恵まれて、会津若松から大熊町生活衛生課の職員さん、会津ボラさん、新潟からNDN5名でいわきにある大熊町いわき好間仮設住宅を訪問しました。
途中、裏磐梯では路面が凍結、いわきは暖かくて薄着でもオッケーで日本海側と太平洋側は全くお天気が違うんだなあとびっくりしました。
ペット飼育27世帯(犬23匹、猫10匹)のうち、説明会に参加したのは半分以下でしたが、理由は、特に問題なくペット飼育がなされているからかもしれません。

ここでも一番多いのが糞の始末に関する苦情で、参加した方から、スコップでうんちを埋めているがだめなのか、うんちをトイレに流すのはダメなのかという質問も出ました。
うんちは拾って燃えるゴミとして処理することを説明しました。その他、飼育に当たってのマナーの説明、支援物資の配布、飼育相談を行いました。
いわきはとても暖かい土地なので冬場の対策より今後の暑さ対策の相談がありました。
NDNでお預かりして10月に仮設に入った犬のジェイルと久しぶりに会う事ができたり、5月の避難所訪問以来の半年ぶりの再会もありました。

大熊町では現在も仮設を建設中のため、NDNの支援もまだ継続しますが、これから冬場に入るので次回の説明会開催日程は未定です。今もなお、継続的に全国から支援物資を送ってくださっている多くのみなさまの善意に改めて感謝いたします。

【各仮設での様子】


◆11月20日(日)

南相馬市寺内権現沢仮設住宅を訪問しました。
南相馬市では合計4カ所のペット同伴入居者専用仮設を作り、3000戸のうち約1割の300世帯がペット同伴入居しています。
今日は犬連れで説明会に参加する方も多く、お天気も良く、外の気温は20度もありました。
今回訪問したのはペット可の最後の仮設で全部で71世帯、実際の入居はまだ45世帯ほどでした。

福島県県議会選挙と重なり役場も大勢の車で混雑していましたが、職員さんは説明会のために2名が対応、ボランティアは東京から7名、新潟から12名、合計19名、4回目の訪問だったので、スムースな流れで説明会を開催することができました。
最初にペット飼育のマナーの説明、不妊去勢の助成金制度の案内、そのあと支援物資の配布と飼育相談を行いました。
朝4時から鳴いて困るとか、土手で放し飼いで遊ばせてるとか、ふんを拾わないとか小さな苦情はありますが、建築課の職員さんが一人ペット担当となり対応しています。
6月に注文した救済本部からのケージが5ヶ月遅れでようやく届き、NDN支援備品を含めて10台ほど貸出しました。

写真の寄せ書きは福岡の団体『いぬねこカウンシル福岡』(INC)http://www.inc-fukuoka.org/  から贈られた応援メッセージで、他の訪問活動でも随時掲示の予定です。
また、今回も雑誌「いぬのきもち」編集部の方から書籍の提供があり、区役所に置いていただけることになりました。

支援物資配布の際に訪問したお宅のお話。お父さんは海岸近くに住んでいて避難した後、いったん自宅にチョコちゃんと戻った時に津波に巻き込まれました。
意識を失いかけたお父さんをチョコちゃんが必死に勇気づけ、がれきの中からはい出すことができたそうです。
回りに住んでいた方はみんな津波で流されて、家も失い、その後行方不明になったチョコちゃんを必死に探し出し、東京に保護されていたところを無事再会することができました。
くわしくは「ゴン太、ごめんね、もう大丈夫だよ!」に掲載されています。
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334976552

説明会の後、最後という事で、職員さんの奥様の手作りの郷土料理でまいたけのおにぎりとこうだけのおにぎり、地元のお菓子をいただきながらの昼食会でお話を伺いました。
「長期避難の中では心の癒しとしてペットは大切、やって良かった」と、職員さんがおっしゃっていたのが本当にうれしかったです。
単に働きかけをするだけでなく実際に外部から支えることが大切で、半年間に渡って支援できたことを感謝します。

【各仮設での様子】


◆10月2日(日) 

南相馬市の2カ所の仮設を訪問しました。
東京、千葉からの応援ボラさんと、新潟市体育館から仮設に戻った方2名を含めて合計19名のボランティア参加で、住宅課の職員さんとともに、南相馬市と相馬市の仮設2カ所を訪問してきました。

小池長沼(2度目の訪問)  全72戸のうち、今回残り35戸 参加世帯31戸
大野台第9         全81戸のうち入居済みは41戸 参加世帯24戸

受付時に資料、迷子札、基本セット、ペットシーツ、うんち袋(犬)、爪研ぎ(猫)を配布。最初に飼育マナーを中心に説明会を行いました。室内飼育、不妊去勢手術やワクチン接種の大切さ、散歩の際はリードをつけてうんちは必ず拾うことなど説明しました。その後、支援物資の配布、飼育相談、備品の貸出しに分かれてそれぞれ対応しました。迷子札は子猫・小型犬用と中・大型犬用の2種類用意して必ず全員着用、基本セットはティッシュ、タオル、バスタオル類です。

*犬用品 ドライ、レトルト、おやつ、リード、首輪、マナーベルト、おもちゃ、洋服、など
*猫用品 ドライ、レトルト、おもちゃ、首輪、リード、猫砂、猫トイレなど
*その他 シャンプー、消臭剤、ノミ取り、ウエットティッシュ、ブラシ、爪切り、キャリーケースなど

前回訪問した際には、糞を拾わないことでの苦情が1件しかありませんでしたが、その後、糞の苦情は増え、残念なことに、ある仮設では郵便配達の方が外でつながれていた犬に咬まれる事故も起きてしまったそうです。仮設という特殊な環境では犬も猫も室内飼育が原則です。どうしてもできない場合は、飼い主さんが責任をもってまわりに迷惑をかけない配慮が必要になります。一人がマナーを守らないことで、多くの方に迷惑をかけることになりますので、是非、工夫していただきたいと思います。ケージやサークルなどの備品の貸出しのニーズも多く、預け先からこれから犬猫が戻る方もいらっしゃいました。
雑誌「いぬのきもち」の協力で、室内飼育で利用するケージやクレートの使い方や、これからの冬場対策等の資料を集会場に設置することになりました。次回の訪問は11月20日です。

【各仮設での様子】


◆9月11日(日) 

大熊町仮設のうち4カ所についてペットの飼育説明会、相談会、支援物資の配布を行ってきました。

対応仮設:亀公園仮設住宅、みどり公園仮設住宅、河東学園仮設住宅、松長近隣公園仮設住宅

参加者:大熊町生活環境課職員さん1名、NDNスタッフ4名 東京からのボランティアさん2名 会津でのボランティアさん1名 合計8名

すでに入居して1ヶ月以上経つ方から、つい最近、預かり先から引き取った方などさまざまでしたが、概ね良好にペットと同伴入居の生活のペースが整いつつある印象でした。
会津ボラさんが日頃通って顔見知りになっているので飼い主さんもとても心強いと思いました。今後、いわきに3カ所、会津に2カ所、追加で仮設が建設予定だそうです。
集団で生活する仮設では室内飼育が原則ですが、それができない場合は外や風除室での飼育になります。飼い主みなさん工夫してお手製、特注、犬小屋立派でボブハウスは1つもありませんでした。

★河東学園仮設住宅
主婦のみなさんの横の繋がりができている感じでした。そこから飼い主会など組織が広がると良いですね。
この仮設に限らずですが、大型犬、高齢犬猫が全体に多い印象を受けました。
今回の対応数 犬11 猫4

★亀公園、みどり公園仮設
避難所で以前お会いした飼い主さんは4ヶ月もネコのクーちゃんを車に入れたまま、夜は、ご自身と息子さんで交代で車で寝ていました。仮設に入ってホッとしたそうで、飼い主さんも、クーちゃんも元気そうでした。
大きなワンちゃんは柴とラブのミックス。両手に乗るくらい小さな時から育てたそうです。8匹生まれて、この子だけ余って、捨てられるところを「かわいそうだから」ともらってきたそうです。

★松長近隣公園仮設
2度目の訪問で、前回は他に預けていた犬たちも徐々に飼い主さんの元に戻っていました。保健所さんから引き取った子も多いと聞きました。
ある飼い主さんは、避難の時、集会所に集まったら区長から「ペットはダメ」と言われ、「大熊町から除籍されてもいい!」と言って家に戻り、同行避難してきたそうです。
逆にラブ&柴の飼い主さんの区長さんは同行避難を応援してくれたそうで、地域によって差があったようですね。
黒い犬のキャンちゃんは、避難の時にお父さんが放してきて、その後、東山温泉の避難所で必死になってネットで探して見つけたそうです。大阪で保護されていたそうで、何と大熊の隣町にいたそう。
なぜ隣町だったかというと、家族の中で一番大好きなお姉さんの勤務先があって、その会社の敷地内で2日 も3日も動かないで待っていたそうです(T_T)お母さんも「行ったことがないのに、保護場所を見て驚いた。
一発でキャンちゃんと思った」と言っていました。本当に再会できてよかったですね!

【各仮設での様子】



◆8月21日(日)

南相馬市ではすでに完成している仮設3カ所でペット専用のエリアを設けています。そのうち、まだ入居が少ない仮設を除き、NDNスタッフ14名、県外ボランティアさん(東京、横浜、山梨)12名の合計26名で千倉グラウンド仮設、小池長沼仮設の2カ所を訪問し、南相馬市建築住宅課の職員さん3名とともに、合計80世帯を対象に説明会、相談会、支援物資の配布を行いました。説明会では、集団生活での飼育マナー(特に、うんちを拾わない飼い主さんがいる実例説明)、迷子札の装着、不妊去勢手術やワクチンなどの感染予防を行うことの大切さ、室内飼育が原則であることの説明を行いました。その後、相談会、支援物資の配布を行いました。

千倉グラウンド仮設:10時〜12時 参加44戸(前回44戸)/ペット飼育可94戸/全戸94戸
小池長沼仮設:13時〜15時 今回参加36戸/ペット有54戸/ペット飼育可72戸/全戸200戸

主な相談内容(全体の印象としては深刻な相談はほとんどなく、この5ヶ月の避難生活で多くを経験されたことがわかりました。)
●トイレのしつけができていたのがだめになった
●犬に落ち着きない、吠える、引っぱり癖がある。
●前足を舐めるようになった(ストレス?)
●今まで外飼いで室内が初めてで不安・・・・

支援物資の配布では、前回の訪問の際にスムースに配布できなかった経験から、基本セットとしてタオル、バスタオル、迷子札、トイレシーツ、うんちパック、缶詰(猫)を最初に配布して、説明会の後、犬物資、猫物資、季節用品、その他にコーナー別にして飼い主さんに回っていただく方法をとり、改善を図りました。

【千倉仮設での様子】

【小池長沼仮設での様子】




◆7月18日(祝) 


NDN8名と現地ボラ1名、大熊町職員さん1名の合計10名で、大熊町仮設3カ所訪問、飼い主マナーの説明会、支援物資の配布、飼育相談会を行いました。

大熊町では9カ所ある全ての仮設でペットと入居することが可能になり、大変な状況の中で大きな英断をくだしてくださった役所の理解と尽力に、この場を借りて感謝申し上げます。今回は全部で30組の家族が集まりましたが、犬猫はまだ預け先にいるお宅もかなりありました。15キロくらいのシェルティミックス、周囲から「手放すように」と言われながらもがんばってきた飼い主さんが説明会の時からずっと涙をためて、「本当に辛く、大変な日々だった。仮設にペットがだめだったら行き場がなかった。今日、動物ボランティアのみなさんに会えてすごくうれしい。」と言われたことが印象的でした。

中型犬以上も多く、14歳現役猟犬セッター、28キロ甲斐犬の飼い方相談などありました。大変な暑さで対策が必要な状況が多々あり、スタッフ男性陣の大工仕事で対応しました。心配なのは、集合生活を送る仮設では、室内飼育を原則とする必要がありますが、今まで外飼いだった方には「犬を家の中で飼う」というイメージが湧かない、発想できない方も多く、写真を見せながらケージやバリケンの使い方を説明したり、外で飼うことのリスクを説明しましたが、なかなか難しいようです。
猫については脱走防止のためのさまざまな工夫として網戸の使い方、網戸開け防止のクリップ、迷子札、不妊去勢手術の大切さ、2段ケージの使い方など説明しました。

犬の散歩は大熊町では外に自由に放していた方も少なくなく、うんち袋の使い方1つ知らない方もいて、ペットを飼っていない方も一緒の生活、周囲は民家という環境の中で、多くのペットが生活することは細心の注意が必要です。今回のような飼育相談会は大切なことだと改めて思いました。次回は8月下旬から9月上旬に訪問の予定です。

<対応した仮設> 
扇町1号公園仮設/扇町5号公園仮設/東部公園仮設/第2中学校西側仮設/松長近隣公園仮設/松長5号公園仮設



さまざまな仮設があります。


◆6月26日(日)  南相馬支援隊


いよいよ、南相馬市千倉でペットと同居する方専用の仮設住宅の入居が始まりました。
今回は52戸で入居、6月20日から鍵渡しが始まっています。最終的に94戸に入居予定。3次募集では別のエリア74戸で同じくペット同伴の方のための仮設が建設予定です。全ての入居者がペット同伴ということで、お互いに支え合い、相談しあいながら、仮設生活を乗り越えていけるようにとの配慮からです。

6月26日(日)住宅課、生活衛生課とNDNで、飼い主さんを対象にした説明会と支援物資の配布を行いました。説明会では福島県獣医師会の医療支援や狂犬病予防注射の特例期間について説明しました。中にはペットがいたために3つの県、合計7カ所の避難所を転々とした方、いまだに自宅にペットが置き去りだが一時帰宅も実現していない方など深刻な状況がありました。家族とともに仮設に入ることができた犬猫たちはほんの一握りなのかもしれません。全国のみなさまからのたくさんの支援物資を配布させていただき、大変喜んでいただけたことを改めてご報告いたします。
千倉の仮設住宅は風除室にドアと網戸が設置されてい2重ドアになっているので、猫の脱走の危険性が少なく、今まで外で飼われていた犬も風除室に置くことができるので「鳴き声」のトラブルが少ないことが予想できます。災害時にペットと同伴避難するためには、最終的に、仮設にペットとともに暮らせる場を作ることが大切です。地震発生後の混乱期に、いち早く、その要望に応えてくださった南相馬市担当職員のみなさまに改めて感謝いたします。
現時点で犬52匹、猫21匹が入居予定で、ケージなどの備品は福島県動物救護本部から貸出されます。この日の相談は9件、置き去りペット2件、医療相談3件、放射能相談1件、しつけ相談3件。





◆6月11・12日(土・日) 

緊急電話アンケート実施

最近の急な暑さで会津若松市内の車中で犬が熱中症で亡くなってしまいました。ずっと行方不明だった犬がようやく飼い主さんの元に戻った直後の事故でした。不注意と言えばそれまでですが、飼い主さんご本人のショックも相当でした。今も車中にいるペットが多く、仮設入居も当初の予定より遅れており、このままでは命の危険があると思い急遽、役場を通して「飼い主さんかわら版2号(熱中症対策)」の発行と、5月22日に調査した飼い主さん全員に、電話アンケートをとりました。総数77件 うち、対応が必要なケースが13件でした。

 ・置き去りペットの救出相談・・・1件
 ・預かり相談・・・5件
 ・支援物資希望・・・6件(うち網戸3件)
 ・借り上げ住宅相談・・・1件(ペット可の住宅が見つからない)
 ・飼育相談(トイレのしつけ、不妊手術前の過ごし方)1件

★現在の飼育環境(頭数)・・転居済み20匹、現地置き去り(行方不明含)19匹、 死亡2匹(水不足、熱中症)、車中24匹、車中以外(外)8匹、(室内)8匹、預かり22匹(親戚5匹、知人13匹、ペットホテル2匹、NDN1匹、動物病院1匹)、譲渡2匹

★今後の予定(件数)・・借り上げ9件、仮設14件、未定4件

◎福島県内での医療費支援
 上限5000円での予防医療(ワクチン、フィラリア、ノミダニ)の補助は7月11日まで延長になりました。



◆6月5日(日)

裏磐梯猫魔ホテルへの支援物資依頼分の追加お届け、新規預かり犬の受け取り、裏磐梯休暇村でALIVE福島さんが作成の猫ハウスのお手伝いで3名で福島に行ってきました。

避難されている方々は、徐々に引っ越しの予定が入っていて、避難所もあとわずかな感じです。前の週に長岡、上越チームで紹介した暑さ対策が実行されており、各車工夫してました。お話を伺ったら、地震当初、大熊町から避難する際の対応は現場の判断にまかされたようで、バスの中に
ペット同伴避難可能だったケースが結構あることがわかりました。

ハスキー雑のミントちゃんは19キロもありますが、集団のバスで抱っこしてきたとのこと。避難所では置く場所がないため、ミントちゃんのために車を購入したそうです。


ALIVE福島さん考案の猫ハウス 仮設住宅にもスペースさえ確保できれば対応可能だそうです。材料費1万円以内です。

(6月19日追記)
◎先日NHK福島放送で紹介されたネコハウスのチラシをALIVE福島が作成しました。
室内環境が作れない長期避難の際に猫のストレスを減らすことができます。




◆5月30日(月) 
西日本新聞から取材ありました。
3日間福島を取材して、その後、災害時の動物支援が整っている新潟の2カ所の避難所を取材、補足でのお話をさせていただきました。


◆5月31日(火) 
・BSNテレビ 夕方県内ニュースで福島での支援活動について放送されました。
・いまだに車中避難している動物たちのための「熱中症対策チラシ」を作成しました。(PDFファイル)



◆5月29日(日)

双葉町避難所リステル猪苗代 ペットスペース設置支援、暑さ対策および、その他の支援物資のお届けに車2台、5名で行きました。

現在、200世帯が避難中で、そのうち飼い主さんは23世帯、現在はほとんどが車中にいますが、今後、地元住民の好意で、リステルから車で5分ほどにある取り壊し予定の公民館を利用してペットスペースとする予定です。その後、大熊町避難所 裏磐梯猫魔ホテルに行き、支援物資の配布、特に暑さ対策のすだれとバスタオルが喜ばれました。秋田のまるちゃんは、地震後行方不明で県外の愛護団体が保護、ネットで探して名古屋までお迎えに行ったそうです。




◆5月22日(日)

NDNとALIVEふくしま合同で会津支援隊として各種調査、支援を行ってきました。

●朝8時:大熊町会津若松出張所集合  NDN16名、ALIVEふくしま1名(途中3名合流)

1. 東山温泉地区+会津若松地区
2. 喜多方地区+熱塩温泉
3. 裏磐梯エリア、河東ナリ会津ゴルフコース
4. リステル猪苗代、河東ナリ会津ゴルフコース

大熊町では仮設にペット同伴入居が決まったものの実態が不明のため、61カ所の避難所に事前にチラシを掲示して実態調査、飼育相談、支援物資の配布、また、大熊町で保護された飼い主不明犬猫リストを作成(70匹以上)し避難所への配布を行い、4班に分かれて合計で90件ほどの調査を行いました。

また、双葉町避難所のリステル猪苗代では飼い主の会が発足し、公民館を使ってのペットスペース設置補助、支援物資のお届けとルール作りや準備品のお手伝いに向かいました。犬猫併せて40匹ほどいます。

最低気温12℃で雨が降りしきる中、みなさん物資の到着を楽しみにされていました。
ほとんど支援物資を受け取っていない状況の中、全国から届いた支援物資、(株)リフレックス、(株)デビフペット様のご協力などで多くの避難者さんにお届けすることができましたことを感謝いたします。猫3段ケージ、秋田犬用の大型ケージも貸出しました。

会津方面ではほとんどの動物が車中におり、これからの暑さ対策、虫除け対策、長期避難によるストレス、置き去りペットのことなど、多くの相談が寄せられました。
事前情報ではそれほどペットはいないと思われましたが実際に行ってみたら、「どこにこんなにたくさんいたの?」と驚くくらいたくさんの犬猫たちがいました。

話したい、聞いてもらいたい、ことがたくさんあるようで用が終わっても雨の中ずっといらっしゃる方、話し込む方もいらっしゃいました。スタッフと話をして「笑いまでもらった!」と帰る人も。

お話して聞いていると・・・・・・
自分の物より犬の物をかき集めたので着の身着のままという方、5km圏内なのに水素爆発後も愛猫と一緒にいた方(半強制的に?退去を勧められ、愛猫はいま家に・・・)、本当にさまざまでした。
避難者さんが最も求めているのは何かと聞いたら「情報だ」とも言っていました。
ただ、福島はまだ始まったばかりという感もあり、今度どうなるのか不安が残ります。場所柄、支援物資がほとんど手に入らず、へんぴな場所にある避難所では2ヶ月経つ今も、ご自分の衣類すら着の身着のままの方もいらっしゃいました。

今回の結果を受けて獣医師会に連絡をとりました。福島では現在、ワクチンやフィアリア予防、ノミダニなどの予防医療について5000円を上限に支援サービスを行っており、今後、飼い主さんへの周知などに調査結果を活かして行く予定です。

29日には長岡チームが第2陣としてリステル、猫魔ホテル訪問予定です。

全国から届いた支援物資、(株)リフレックス様、(株)デビフペット様のご協力
ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。



◆5月18日(水)

ラジオ福島に出演しました。
新潟がどのように被災者さんとペットを受け入れているか、福島でのペットを取り巻く現状や、NDNの支援活動についてお話しました。



◆5月17日(火)

・浪江町住宅支援班から。仮設住宅で60戸がペット同伴での入居となりました。21日から入居開始です。入居時のチラシ作成、
ALIVEの支援も受けて迷子札の提供、首輪やリードをお送りします。

・郡山保健所から。川内村、仮設へのペット入居準備が進められています。資料をお送りしました。

◆5月16日(月)
相双保健所から。津波の被害にあった新地町でもペット同伴での仮設の入居を予定しており、資料をお送りしました。



◆5月15日(日)
NDNの被災ペット一時預かりについてテニーの取材がありました。
  →5月17日(月)県内ニュースで放送
また、福島より3匹の犬を受け入れました。




◆5月6日(金)
川俣町役場から電話相談がありました。ペットの一時預かり、仮設についてです。
こちらからの情報提供を行いました。



◆5月5日(木)
長岡市大手通のホコ天でフリーマーケットに参加しました。
売り上げから義援金として13.660円をALIVEふくしまさんへ送ります。



◆5月3日(火)南相馬市役所訪問

南相馬市に2名で訪問しました。途中、川俣町役場に「中越地震の資料」をお届けしました。南相馬市の仮設住宅は2次募集以降でペット入居可の予定です。今後、スムースな受け入れに向けてお手伝いをする予定です。
http://www.city.minamisoma.lg.jp/shinsai2/kasetujutaku.jsp
役所の中にはたくさんの迷子ペットを探すチラシが貼られていました。
そのあと、相双保健所も訪問しました。迷子ペットを探す飼い主さんが後を絶たないそうで、保健所の職員さんは放浪犬の収容、迷子犬を探しに来る飼い主さんの対応で手いっぱい、現地の獣医さんで診療しているのは1軒だけという大変な状況が続いています。
市役所は原発25キロ地点にあり、ほんの車で5分で、津波で何もなくなった海岸エリアにたどり着きます。あちこちで自衛隊ががれきの撤去をしていました。



◆4月29日(金)大熊町仮役場訪問

大熊町は現在、会津若松に救済本部が設置されています。仮設住宅でのペットの受け入れについて救済本部担当者と打合せを行い、今後検討していくことになりました。役場のみなさんは大変一生懸命、休むヒマなく対応に追われている状況でした。
現地で活動しているALIVEふくしまに支援物資を提供しました。会津に避難しているペットたちはほとんどが現在も車中です。打合せ後、以前からお困りだったリステル猪苗代駐車場、トラックの荷台で飼っている豆柴にバリケンをお渡しして大変喜ばれたそうです。駐車場は風が大変強く、今でもダウンジャケットじゃないと寒いそうです。

写真1
会津若松にある大熊町役場
写真2
生活環境課、建築課、県出向担当者、NDNから2名、ALIVEふくしまの6名での打合せ
写真3 新潟から支援物資をお届けしました 写真4 
リステル猪苗代駐車場のトラックの荷台で飼われているまめ柴


◆4月10日(日)南相馬市へ猫の捜索と運搬ボランティア

小千谷総合体育館に3匹の猫と避難している方からの相談。南相馬市25〜30キロ地点から家族だけで避難して来たが、家に6匹の猫(出入り自由)と1匹の犬(綱を放したそうです)を置いてきていて、猫3匹はその後、保護したが、あと3匹と犬は保護出来なかった。残りの猫たちの捕獲、運搬のお手伝いをしてもらえないか?
4月10日 交通手段を持たない飼い主さんと一緒にスタッフ2名で捜索と運搬ボランティアを行いました。

<行程>
6:00 出発。11:00 飼い主さん宅に到着、すぐに猫と犬の捜索。他に目ぼしい場所もあちこち回り、ポスターを要所に掲示。17:00 捜索終了。18:00 郡山市総合体育館でスクリーニングを行う(異常なし) 22:00 解散。

<結果>
3匹のうち2匹を捕獲成功。残り1匹は行方不明。犬はやはり見つからず、保健所に届け出をしました。
*後日、朗報あり。行方不明だった飼い犬ドルくんはご近所の方に保護されていて、ご自宅に戻られたご両親が引き取りに行き、今はお家に戻っている事がわかりました。