新潟市立湊小学校

2005年12月15日

雪模様の日々が続く中、ぽっとその日は青空から太陽の暖かい日差しを感じた12月15日、湊小学校の6年生のスペシャル授業(総合学習)に参加しました。
このクラスは、新聞について勉強して、自らクラス新聞を有料で販売までしています。買ってくれる新聞を作るにはというところから、毎日の新聞で気になる記事の感想を書いて、読まれる記事とはと、毎日研究をしています。

NDNと「動物の命」について勉強をすることになり、新聞記事の感想を毎日書いていることから、動物(のらねこ問題)に関する記事がありましたので、それを事前学習として取り組んでいただきました。学習に使われた記事は、新潟日報ワイド新潟2005.9.22「野良猫苦情後を絶たず」という見出しの動物愛護週間に合わせて出された記事とこの記事に対して誤解を招くとNDNが抗議した後に出された新潟日報ワイド新潟2005.11.1「地域住民共生を模索」という見出しの記事でした。

この記事は、のらねこ問題だけではなく動物の命についてを考えるには、とてもいい教材ではないかと思います。
「野良猫苦情後を絶たず」の記事を読んでの感想から、「地域住民共生を模索」の記事を読んでの感想の変化、そして、授業を受けた後の感想の変化が、命についてより深く考えていることがわかります。個人ごとに3つの感想文を比較できるように構成していますので、ぜひご覧下さい。

この日の授業では、「野良猫苦情後を絶たず」の記事の感想は、のらねこやえさやりが悪いと言うことが多かったので、ねこやえさをやる人が悪いのだろうかということで、「残された命」のビデオを見てもらいました。ペットと呼ばれる動物たちの現実を見てもらい、ねこが悪いわけではなくのらねこにした人間に責任があるのではないだろうか。「地域住民共生を模索」の記事から、不妊去勢手術がのらねこの問題の解決する手段の一つであることがわかります。これ以上不幸な命を作らないことが大事です。のらねこもそうですが、飼われているペットも同じで、今ある命を守ること、これ以上責任の持てない不幸な命を作らないことを伝えました。
その後、保健所で命を救われた動物たちの紹介をし、犬の訓練士の先生から犬とのあいさつの仕方についてお話をいただいてから、ふれあいの時間となりました。

最後に、みんなから感想を言ってもらいましたが、自由発言といって、発言できる子が立ち上がり、自分の感想を話してくれたのに、とてもびっくりしました。ここだけの話ですが、これだけ積極的に意見を言ってくれた学校が少なかったもので、感心してしまいました。

NDNにとっても、とても勉強になる機会をくださいまして、ありがとうございました。

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