猫の手募金

猫の手事例102 阿賀野市(旧水原)
生活保護世帯の餌やりで増えた野良猫
2020年10月〜

経緯

8月に阿賀野市役所より、女性一人暮らしの生活保護受給者さん宅でお世話されている成猫3匹(メス2・オス1)の相談を頂きました。子猫7匹も生まれていたそうです。市役所側からアドバイス済で、成猫3匹は県の助成金を利用し手術、子猫7匹は下越動物保護管理センターに引取り、NDNは成猫3匹の捕獲のお手伝いの予定でした。

対応

阿賀野市役所の担当者さんと一緒に訪問した時には子猫7匹中4匹をご本人が捕獲済みで、残りの捕獲の下見と段取りの説明に伺いましたが、猫が鳴いて近所に迷惑になると断られ、ご自身で捕獲するとの話になりましたが結局捕獲出来ず、更に1匹がどこかで出産してしまったようで、予定通りこちらで捕獲のお手伝いをする事になりました。もう1匹のメスも妊娠している様子で改めて捕獲の予定を立てましたが、前日に市役所の担当者さん経由でキャンセルの連絡を頂きました。どうやら手術費用の工面が出来ないとの事。再度手術予定を立てましたが今度は出産したメスが子猫7匹を連れて来たとの事。「残りのメスも妊娠していてお腹が大きい、また産まれたらどうしたらいいんだ」「愛護団体なのに猫を助けない」「市役所も私も言っている事が違う」「どちらに話してもどうにもならず誰を信用したらいい」等、散々言われましたが、これまでの予定を全てキャンセルしたご本人に原因がある事を説明させて頂きました。

解決に向けて

子猫7匹をそのままにも出来ないですし、下越センターに事情を説明し子猫7匹の引取りを了承して頂きました。その後、妊娠猫がどうやら出産した様子との連絡を頂き、当初の話では県の助成金を利用して手術でしたが、毎回予定をキャンセルし、ご本人が費用の工面をする事は無いと判断し、このままにしておく事も出来ないので「猫の手」を利用して成猫3匹と最初に生まれた残りの子猫3匹の合計6匹、無事に手術を済ませる事が出来ました。成猫オス1匹は怪我もあり縫合手術もして頂きました。生まれた子猫は再度、下越動物保護管理センター様に引取りをして頂きました。

【下越動物保護管理センター様には、生まれた子猫達の引取りを引き受けて頂き本当に有難うございました】


Animals Cat
このページのトップへ