猫の手募金

猫の手事例84 
新発田市 生活保護世帯の多頭飼育崩壊 
2020年1月〜3月

経緯

1月に下越動物保護管理センター様より連絡を頂き、多頭飼育のご家庭の猫についての相談を頂きました。ペット可(犬は不可)の賃貸アパートに60代と70代のご夫婦二人住まいで猫が18匹いるとの事。私も訪問しお話を伺いました。ご主人が鬱を患い仕事が出来ず生活保護のお世話になり、増えた経緯は元々は近所に居たガリガリの野良猫を保護し飼育したのが始まりで、その猫が出産し増えこの数になったようです(現在は完全室内飼育)。この中には2匹だけご自身で手術を済ませてあるそうで、猫達はとても可愛がられているので人懐こくて可愛い子達でした。

対応

センターからは広さや経済的な事から飼育頭数は3匹くらいが妥当とアドバイスを頂いていたので、私が伺った時には二人でどの子を残すか悩んでいる最中でした。猫の年齢を聞いたら一番高齢の猫でも2歳になっていないそうでみんな若いので、自分達の思い入れの強い子を残しても良いと思うと私の意見をお話させて頂きました。これが良かったのか悪かったのかは分かりませんが、ご夫婦が出された結論は、10匹をセンターに引取りして頂き残りの8匹を継続して飼育する事になりました。

解決に向けて

残した8匹のうち2匹は既に手術済でしたので、残りの6匹(メス2・オス4)を猫の手募金を利用させて頂き手術を行いました。他、少し風邪症状のある子や血尿があった子の治療も一緒にさせて頂く事ができ、ご夫婦も喜んでいました。それでも飼育数が多いので大変とは思いますが、猫達には癒されているとの事でした。 センターに引取りして頂いた10匹の子達は、その後、全て里親さんが決まりました。



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