相談の解決事例

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事例 その1

<経緯>
昨年の秋頃から、自宅の付近にいた迷い猫を保護し、先住猫もいることから、車庫で飼っていたが、先日、鳴き声がうるさいとの苦情が近所から寄せられた。そのため室内で飼おうということになり健康診断をした結果、猫エイズキャリアであることが判明。獣医さんから、先住猫と一緒にしない方がいいと言われたので、里親を見つけてあげたいと相談。

<対応>
猫エイズの感染率は非常に低いことを説明しました。車庫をいろいろ工夫して、猫のために一番良い方法をとりますとのこと。猫好きな一家のようで、外猫にすることや保健所に持ち込むことは一切考えていないようです。
相談者さんの猫は、保護したときにすでに去勢されていたそうです。メス猫ならともかく、オス猫に繁殖制限手術を施 すくらいの意識の高い飼い主さんなら、捨てたのではなく、迷ったのかもしれない、と思っているとのこと。鳴くのは、寂しがっているからかもしれません。

事例 その2

<経緯>
アパート住人が適当にエサをやっていたネコが3匹。退去で、置き去りというかそのままにされている。餌やりの時間になると並んで待っていたりするので放っておくにはしのびない。エサをやれば顔を出すが、飼い猫並みに人慣れしているわけでもない。
場合によってはNDN会員になって助成をうけながら避妊・去勢の手術費を負担してもよい。その他の方法も含めて具体的にどう対処してよいか?

<対応>
無人のアパートで、餌やりさんが他にも居そうとのこと。常日頃、道路で無残に轢死した猫やガリガリ猫を見るたびに、やりきれない切ない気持ちでいたそうです。
諸事情で保護・里親探しが出来ないのは残念ですが、手術して御飯をあげたい・・と連絡をくださいました。
のらちゃんに手術をしてくれるお礼を述べて、何故手術を?とお聞きしたところ、きっかけはNDNカレンダーの猫班啓発頁を見て・・・だそうです。増えないように手術をして、近辺の清掃も心掛けて頂けるようお願いしました。動物病院から捕獲器を借りて行うそうです。

その後、最後の1頭をついに捕獲に成功して、無事に手術が済んだそうです。「お腹には8頭の胎児がいて申し訳なかった。けれど、のら猫として産ませてしまったらもっと可哀相だった」とおっしゃっていました。この猫達が御飯を貰っている廃墟アパートの大家で、なおかつ、糞尿で少なからず迷惑をかけているお宅にも出向いて、ご理解を頂きながら良いコミュニケーションを構築しているようです。

事例 その3

<経緯>
一昨年解散した長岡の「ねこの会」さんから聞いて電話をかけた。自宅前に置いていかれたと思われる人馴れした猫(生後半年くらいのメス)を倉庫の2階(30畳)で保護している。自宅にはすでに同じようにやってきた猫が6匹もいるので、これ以上飼うのは難しく、里子登録をしたい。

<対応>
これまでも自宅周辺で面倒をみてきた猫たちには不妊去勢手術をしてきた方で、今回も旅行を1回したつもりで不妊手術をしようと思うと、迷うところのない意識の高い方でした。里子登録の書類を送ったところ、それを見ながらいろいろと考えて、保護した猫はやはり自分で飼うことにするという決断をされました。ご夫婦2人暮らしの70歳代と聞いて少し心配になりましたが、近所に息子さん家族が住んでいて、みんな動物好きでいろいろと話もしているようですので、ご判断にお任せすることにしました。

事例 その4

<経緯>
相談者さんさんの家では猫を2匹(元野良猫、元捨猫)飼っているが、そのうちの1匹がエイズを発症して現在治療中。もう1匹は22歳の高齢にゃんこ。
最近、野良猫がくるようになって家の中に入ってくる。とても人になれていて、寄ってくる。その子は妊娠しているようで、さわってみるとゴロゴロしている。エイズの子がいなければ何とか世話ができるかもしれないが、うつると悪いので困っている。どうしたら良いでしょうか?

<対応>
相談内容は【NDNで妊娠ねこを出産させて、会で保護・里親募集して欲しい】とのことでしたが、会で預かりはしていない事と保健所で殺され続ける命のこと、里親とねこの需要供給の圧倒的なバランスの悪さをお話した上で、
1 ご本人が頑張って仔猫を保護して里親募集する
2 母ねこの不妊手術をする
ことを提案し、悩んだ末に獣医さんの元に行かれました。

その後の結果、妊娠していませんでした。(ガスと宿便で腹部が膨張していた)
この処置を終え、FIVの先住ねことの同居の工夫をされて野良ちゃんを家族に迎えて下さいました。先住ねことも折り合いよく、今はみんな仲良く幸せそうな様子をお知らせいただきました。

事例 その5

<経緯>
自宅車庫の壁と壁の間に猫が入って子猫を出産。ノコギリで壁に穴をあけたら5匹の子猫。数匹、ノコギリで怪我をした。(数未確認)内臓が出たのもいる。 病院に運び手術→入院中。
残った子猫をダンボールに入れて車庫内に置くが母猫は警戒して来ない。(近くにはいる。)
子猫は目が開いたばかりのようだ。母猫も不妊手術してやりたい。(つかまらない)
近所の猫好きにも相談して、これから子猫の保護先を見つける努力をする。
母猫捕獲や子猫の保護についてアドバイスが欲しい。(引き取ってくれると思って電話したようです。)
「可哀想な猫たちなので不妊手術費用や入院費は何とでもするので今後、どうしたら良いのかね~?」とのこと。

<対応>
解決には関わって下さる気持ちはあります。
怪我をした子ねこ達はまだ入院中ですが、命に別状はないそうです!離乳食を食べるようになって、成長は目を見張るほど早いとのこと。自宅に2匹ワンコがいる為、飼うことも保護も出来ない。

病院の先生に回復後の子ねこの処遇を聞かれて「仕方ないから保健所に連れて行く」と言ったところ、先生は治療をし、面倒をみていることから情もわき、それなら自分のところで里親を探すと言って下さったとか。
先生のご好意に甘え、病院に置きながら里親探しをします。また、先生から不妊去勢手術の重要性をお聞きしたようで、母ねこも闊歩しているオスねこも手術をしなきゃね、と捕獲器を借りていて、ノウハウは先生から伝授されており準備万端でした。

優しい気持ちに感謝を述べ、手術をしたあとの母ねこも大事にお世話してあげて下さいとお願いしました。(もともとご飯をあげて下さっていたそうですから、大丈夫ですね!)

事例 その6

<経緯>
子供が手の平に乗るくらいの子猫3匹を拾って来た。薄めた牛乳、貰った子猫フードを与えた。同居の義父母が「飼う事は許さない。」車の運転も出来ない。 専業主婦でお金のゆとりも無い。保健所にはやりたくない。 どうしたら・・・

<対応>
とても、大人しい印象の若奥さんです。話をしていて、子供が拾って来た(助けた。)気持ちも尊重して何とか里親探しをしたい!という気持ちもありました。里子登録には検診、保護も必要です。と伝えました。保護先、里親探しのポスター貼りもしてみるそうです。費用の面もある程度、覚悟も必要であることもお話しました。

その後、知人に預かってもらったので、そちらに電話して欲しいと番号をお聞きしました。とりあえずは保護先があった事にホッとしました。ねこを拾ってくれた優しいお子さん、いっぱい褒めてあげてくださいとお伝えしました。

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