室内飼養の勧め

犬は群れで暮らす習性を持っています。屋外の雨ざらしの犬小屋に一匹で置くというのは、犬にかなりのストレスを与えてしまいます。室内飼養の習慣が浅い日本でも、犬に対する理解や便利用品を活用する事によって室内飼いの犬が増えていることは、大変に喜ばしいことです。適正飼育環境を備えるという点においてもNDNでは、ほとんどの犬種に室内飼養をお願いしています。

室内飼養のメリットには次のようなものがあります。

 ※犬にとって快適な生活環境を整えることが出来る。
 ※清潔な食事の管理が出来る。
 ※病気の予防、ケアが出来る。
 ※いつもと違う変化に気づきやすい。
 ※コミュニケーションによる精神の安定。
 ※しつけが入りやすい。
 ※愛する家族の一員として安らぎや喜びを与えてくれます。

室内飼養に用意する基本的なもの。

*ケージ

犬を閉じ込めてしまうのは、可哀そうと思うのは、大きな間違いです。犬にとってケージは、安息の場所です。ベット、毛布などを入れて寝心地を良くしてあげましょう。ケージ、バリケン等に慣れていると留守番、車での移動、災害時の一時保護の際にも余計なストレスを与えません 。

クッションフロア(塩化ビニール)

犬の居住スペースが畳、フローリングの傷が心配という方にお薦めです。粗相をした時の始末もとても楽に出来ます。また、滑りにくく犬の足にも優しいです。

*トイレスペース(トイレシート)

犬は、寝床を中心に行動し、寝床から離れた所で排泄をする習性を持っています。ゲージ内にトイレを置くのではなく、人目が多くなく始末しやすい場所を確保しましょう。

*食器類

安定感のあるステンレス製、瀬戸物を選びましょう。プラスチックは変質しやすく軽すぎるので不向きです。

*給水器

ゲージ内で衛生的に水を飲むことができます。

室内飼養の注意点

室内犬は飼い主と生活を共にする分、互いの愛情は非常に深まります。しかし、甘やかしが問題犬を生む場合もあります。飼い主のしっかりとしたリーダーシップで、犬は恐れやストレスを感じることなく安心して従うことが出来るのです。
犬を飼ったことがあるという経験があっても是非、犬の習性を学び、そしてその仔の得意、不得意を理解し個性に合わせてしつけを入れる努力をしましょう。
また、抜け毛、臭い、汚れも生じます。問題に合わせて便利用品を活用し犬との暮らしを楽しみましょう。

ワンコからのお願い

ケータイもリモコンもサイフもボクにはみ~んな、おもちゃに見えるんだ。だから、ボクがとどかないところにおいてね。

before

after

【柴雑種】

平成16年、三条の山の中に捨てられていたところを保護されました。
長い放浪生活でぼろぼろに痩せて、フィラリアという怖い病気にもかかっていました。
「ハッピー」と書かれた汚れた首輪をつけていました。
今では「日和」という名前で妙高高原のペンションの看板犬として、病気に負けずにがんばっています。

 

ケージについて

ケージ
屋根があるので飛び出す心配がありません。長時間の留守番にも安心です。
バリケン(バリケンネル)
内部から外が見えにくいので犬は安心して入っていられます。キャリーとしても活躍します。
サークル
屋根がなく囲いだけです。トイレトレーニングなどに使えます。
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