不妊・去勢手術の必要性

望まない妊娠を避けるために

去勢手術とはオスの睾丸の摘出、避妊手術とはメスの左右の卵巣と子宮摘出を指します。
犬の去勢・避妊手術に関しては、飼い主によって、あるいは獣医師によっても意見の分かれるところ。手術を受けさせるかどうかの判断は飼い主にまかされています。
「犬は自然のままが一番、去勢や避妊手術をするのはかわいそう」と考える人や、愛犬の体にメスが入ることに抵抗がある人もいるでしょう。
手術は全身麻酔をかけて行うので痛みはありません。
入院期間は、病院によって異なりますが、メスの場合で1~2日、オスの場合その日のうちに退院できる場合が多いようです。

去勢手術のメリット

・特定の病気(精巣腫瘍・前立腺肥大・肛門周囲腺腫・会陰ヘルニア
  など)を予防できる
・発情期にともなうストレスが減る
・他の犬に対する攻撃性や支配性に起因する問題が抑制される
・縄張り意識が弱まることにより、無闇なマーキングが減る
・人や物に対するマウンティングが減る
・メス犬を求めての放浪、脱走が減る
・メス犬に興味がなくなることにより、訓練に対する集中力が
  アップする

避妊手術のメリット

・特定の病気(乳腺腫瘍・乳癌・卵巣腫瘍・子宮蓄膿症など)を
  予防できる
・発情期にともなうストレスが減る
・発情期や偽妊娠特有の攻撃性の高まりが減る

手術後は食事の量に気をつけて下さい。

去勢・避妊手術のデメリットとして、手術後肥ると言われることがありますが、それは間違いです。
去勢したオス犬は、以前のように体内で精子を作ったり、他のオス犬と上下関係に気を配ったりする必要がなくなります。一方、避妊手術を受けたメス犬も発情期のストレスから開放されます。
つまり去勢・避妊手術を受けた犬たちは、基礎的な消費カロリーが以前よりも少なくなっているのです。
手術後に肥るのは手術による体質変化ではなく、手術前と同量のフードを与えている事によるカロリーオーバーが原因なのです。

犬の表情

こんなに変わりました

before

after

【紀州犬】

アトピーで治療してもらえずにカサカサの黒い肌のまま、飼い主により動物管理センターに持ち込まれました。
現在は真っ白な毛並みで、可愛い顔のシロちゃんになりました。

 
同居犬・太郎ととても仲良しです!
猫のパコとにらめっこです。
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