学校啓発活動


新潟市班別レポート

基本テーマ自然・環境
研修テーマ新潟市で捨てられた動物はどうなっているのか?
  研修テーマに対する現状(わかったことから)
事前学習より 新潟県では、毎年5000匹以上保健所で殺処分されています。そして、猫は、ほぼ9割が助かりません。始めは1匹だった猫が、1年後には79匹に増えています。
なので、新潟動物ネットワークでは、避妊・去勢手術をすすめています。しかし、それのほとんどが受け入れられていない様です。その理由は、1:手術をするのがかわいそう。2:手術するお金がない。3:子ネコが産まれたらどこかに捨てればいい、と考えている人が多数だからです。猫は、年に3回ずつ子ネコを産み続けます。これを放っておくと、ものすごい数になってしまいます。それでも、受け入れてくれる人は少ないそうです。新潟動物ネットワークでは、そんなかわいそうな運命の動物の保護を行っており、その犬や猫をつれて、小中学校へ訪問をして、講演会を実施して、少しでも、捨てられるペットを減らそうとうったえかけているそうです。そして1年間に150匹ほどの犬や猫に新しい家庭を紹介しているそうです。犬や猫を捨てたり、虐待・殺傷する行為は、犯罪とされます。犬や猫などに対する虐待・殺傷行為は、100万円以下の罰金刑又は、1年以下の懲役刑。犬や猫などを捨てる行為は、30万円以下の罰金刑だそうです。
研修・訪問より保健所では、平成16年度、6154匹が収容されて、そのうち4881匹が処分されました。その内犬の収容は1450匹。その中で返還・譲渡数は947匹。処分されたのは497匹でした。犬は、飼い方も良くなってきたおかげで、野良犬はほとんどいないそうです。猫の収容は4704匹。その中で返還・譲渡数は、313匹。処分されたのは4384匹でした。犬は、収容されたうちの34%、猫は93%が殺処分されました。収容された犬猫のうち2286匹(37%)は飼い主からの持ち込みでした。収容された猫のうち約7割が子猫でした。犬は、老犬や性格の悪い犬は、最終的には処分されます。でも、性格の良い犬やつらい目にあった犬は、新潟動物ネットワークに保護されたり、新しい飼い主に渡っていったりします。しかし猫は、ほとんどが処分されています。
研修テーマに対する問題点と改善点の提案(自分の考え)
私達が住む十日町では、年間118匹(犬22匹、猫96匹)が収容され、その内87匹が処分されました。そして飼い主からの持ち込みは55匹でした。決して関係ない問題ではないと思います。元々は、野性の猫はいなかったそうです。ということは、野良猫は、捨てられた猫が増えて生まれたということです。そして、家に来て迷惑をしているとか、子猫が生まれて飼えないとか言って保健所へつれて行くということは、人間の自分勝手だと思います。保健所につれてこられた動物には、何も罪はないのです。子猫が保健所で、ただひたすら新しい飼い主を待っています。なのに、新しい飼い主はこないまま、たくさんの命が殺されているのです。子猫の鳴き声が、私には助けを求めている様に聞こえました。このままでいいのでしょうか。子猫をむやみに増やさないで下さい。簡単に保健所へつれていかないで下さい。命を軽く考えないでもらいたいです。この問題を、皆が真剣に考えて、改善をすれば不幸な命は1匹もいなくなると思います。
問題点と改善点から修学旅行で調べたいこと
新潟市では、飼い主からの持ち込みがとても多かったのにおどろきました。修学旅行では、この問題を北海道ではどうしているのか調べたいです。そして新潟市と十日町とくらべて、より良い改善策を考えて行きたいです。

問合せ先
 詳細は以下のメールまでお問い合せ下さい。一週間以内に折り返し担当者からご連絡差し上げます。

メール:ndn-gakkou@egroups.co.jp


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