十日町市立川西中学校
2005年11月11日
十日町市立川西中学校の2年生の生徒さんが、新潟にバスで来て、最初に「ユキ(雪) の資料館?」を全員で見学してからマリンピア日本海や新潟駅などの施設見学などの新潟市内での班別巡見を行い、その中のひとつの班の4名の生徒さんが、NDNのホームページを見て新潟市の犬猫抑留所の見学とNDNのお話を聞きに来てくれました。
班別巡見は、修学旅行の練習のようなもので、班ごとにテーマを決めて、テーマの下調べだけでなくコース設定や交通手段も調べて1日の計画を作り、それを実際に計画通りにできるか、行ってみて見学したり、話を聞いたり、図書館やインターネットの資料を見るだけでなく、実際に体験してみて知るというものです。
今回は、NDNスタッフ2名が担当しました。川西中学校は中越地震の時に体育館が崩れて、今も復旧しておらず、当時は大変だったと言ってました。
生徒さんから「捨てられたペットの現状」というテーマだったので、新潟市犬猫抑留所を案内して担当職員さんからの説明を受けるお手伝いをしました。
生徒さんの質問とその答えです。
1、処分されたペットはその後どうなっているの?
(NDN)・・・焼却場で燃やして、ペット霊園に埋葬しています。
2、新潟では安楽死ですか?
(NDN)・・・難しい質問ですが、ここでは炭酸ガスで処分しています。すごく苦しむことはないけれど、一番の安楽死は静脈に麻酔剤を入れる注射だと思いますが、ここではできません。
3、NDNはどのようにペットを保護していますか?
(保健所職員)・・・それぞれのスタッフが分担して保護しています。
4、ペットの不妊去勢を勧めているようですが、かわいそうに思いませんか?
(保健所職員)・・・不妊去勢は数を増やさないだけでなくて、病気の予防、ストレスの防止など、たくさんのメリットがあるのでかわいそうに思いません。
5、NDNを設立するきっかけは?
(保健所職員)・・・身近の動物に関しての問題にできることをやってみようと考えて仲間で集まって立ち上げました。
6、里親さんとは譲渡後も連絡を取り合いますか?
(保健所職員)・・・ケースバイケースですが、譲渡後のフォローはしています。
7、NDNでは何匹位保護していますか?
(保健所職員)・・・その時によって違いますが、犬猫併せて10匹くらいです。
8、今までどれくらい里親さんが見つかりましたか?
(保健所職員)・・・1年に250匹くらい、今まで1000匹くらいだと思います。
9、他の保護団体とも連絡を取り合いますか?
(保健所職員)・・・はい、交流があります。
10、世界的にみると、捨てられたペットの数は増加していますか?
(NDN)・・・世界的にはわかりませんが、新潟では犬は毎年減っています。猫はなかなか減りません。
11、NDNの主な活動を教えてください。
(保健所職員)・・・里親探し、学校訪問、多頭現場改善、啓発活動などです。