三条市立下田中学校

2006年1月19日

今年の冬は、まれに見る大雪の年でした。この旧下田村地区も豪雪地域といわれています。さて、三条市下田中学校1年生、約100名 先生4名、5・6限の総合学習にスタッフ6名で参加してきました。
NDNの設立は、2001年7月に数名の人たちで出発して現在では、800名以上、これは犬猫の新しい飼い主さんになってくださった方が大半で、スタッフとして活動しているメンバーは100名程で、仕事をしながら猫班・犬班・多頭飼育対策班・学校啓発班とそれぞれの班に所属してボランティア活動をしています。

犬班の活動についてお話し、今年は戌年でテレビのコマーシャルによく犬がでてくるけれど、私たちのめから見えない、隠されている現実、教科書にもでてこない、先生も教えてくれないことをビデオで見て頂き、私たちがなぜ活動しなければならないのか、そしてこれから大人になっていくあなたたちが、何ができるのかを考えながら見てくださいと付け加えて、ビデオ「残された命」を見てもらいました。

次に、猫班の活動についてお話し、保健所に収容された猫の数が4500匹くらいで、98%が処分でそのうちこねこが70%であること。簡単に命を捨てる行為をする人がいるが、自分には考えられない事であるとお話ししました。

犬の触り方のマナーについて、保護犬白秋田犬の白雪姫をモデルに行いました。最初は、飼い主さんに「触ってもいいですか?」と許可をもらってから、いきなり手を犬の頭上にあげない、背中やあごなどを毛並み方向に手を滑らせてなでることを説明しました。

最後に質問の時間を設けました。数名の人が質問してくれました。中でも印象的な質問です。

Q.海外では、動物は日本より大切にされていると聞きますが、どのように違いますか?
Q.法律でどうして動物を守れないのですか?
A.海外では、日本のようにブームによって犬種が作られることはほとんどありません。
日本の法律は具体的に動物を守るような内容ではなく、海外(イギリスなど)と比べると動物を守る法律がとても少ない、動物に対する愛護や福祉の教育がないままに安易に飼う人が多いからです。

生徒さんがとても純粋、素朴な感じで印象深かったです。先生方もとても協力的でしたし、こちら側としてはとてもやりやすかったように思います。
反省として、子供たちの意見や感想を言えるような雰囲気づくりを工夫すれば、よかったかもしれませんでした。

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