新潟市立鎧郷小学校

2006年10月22日

鎧郷小学校文化祭のPTA主催のわくわく教室「動物と触れ合おう」に参加してきました。他には、工作や実験、怖い昔話、ヨサコイ体験、お料理教室と、合計13もの体験型わくわく教室が催されました。 その中の一つ、「小動物と触れ合いながら命の大切さを確認します。」ということで、命の大切さの講演とビデオ「残された命」の上映、参加スタッフからのメッセージ、参加動物とのふれあいをしました。

最初に、「ありがとう」の言葉の使い方を説明しました。漢字にすると「有り難とう」難が有るので、難しいことがあったら「ありがとう」と言おう。そして「ありがとう」は不思議な力のある言葉なので、嫌なとき、失敗したとき、ついてないときに言うと、よい方に変わります。そんな話もしました。

そして、食べることは、他の生き物の命をいただくことで、自分の命にしていることです。食べ物を粗末にすることは、命を粗末にしていることと同じです。という話から、命を粗末にする事例の一つにペットの命についても考えてもらいました。

こどもたちは、さすがに、ビデオのときは必死に見ていたようでした。

参加スタッフから、活動中の話、保護した犬の話、里親になった話、多頭現場の話一時保護の犬の話、一時保護だったのにうちの子になった話などをしました。

ふれあいのときは

「うわ~、本物だ~(^▽^)」と、触りに来る子、はじめて触れました、という2歳くらいの男の子、事情により、動物は好きだけれど、飼う事のできない子達のためにとてもよい機会だったと思いました。「私のうちもNDNから猫ちゃんをもらったんですよ」とか「この前、犬に咬まれて治療にいらっしゃった方ですよね~?」とか(^ ^;)、保護者の方も沢山話しかけてきてくださいました。

また、保護者の方から「うちは、下越管理センターから犬をもらったんですよ。飼うのならお金を出して飼うのではなく そういうところからもらおうと家族で話して、もらってきました。一番下の娘が、妹が欲しいということでメスをもらい、 妹のようにかわいがっています。センターに行ったとき、たくさんの犬がいて1匹しか連れて行けなくつらかった。‥」 と言うお話を聞きました。

こどもたちへのお願いとして、今のペットショップではたくさんの命が犠牲になっているので、すぐに家に連れて帰らなくても、生まれるまで待つことを楽しもうよと提案し、出会う場はペットショップだけでなく、保健所も出会う場です。そして今のような飼い主が見つからないなら、殺すのではなく、命のリレーができる施設を創ることを提案しました。

最後に、賛否はありますが、生きていることに感謝して「命をありがとう」を全員で声に出して言いました。この言葉は、宇宙まで届いたことでしょう。

このページのトップへ