新潟市立青山小学校
2007年1月26日
4年生が総合学習で11月より、人と動物がかかわることのよさを学習していました。学校飼育動物・ペット・ワーキングアニマルなど、人と動物がかかわることのよさの部分について学習してきましたが、その一方で、殺処分や動物虐待など、人と動物のかかわりには、 問題点もあることを知り、こどもたちは、これらの問題を解決するため何が必要かそれぞれ考えることになりました。
その中の1グループは、「動物とふれあうなどして動物のことを深く知るようになればこの問題はよくなっていくのだろう。しかし、今、動物を保健所に引き取ってもらう動物がいることは事実。 それなら,新しい飼い主探しをする活動も大切なこと」と考え、そこで、ホームページ等で知って、NDNに連絡がありました。
そして、こどもたちからの電話インタビューがありました。
【質問】
1年間におよそ何匹の動物の紹介をしていますか。
【NDNの回答】
昨年のNDNでは、犬132匹、猫およびそのほかの動物150匹でした。
【質問】
その中で,新しい飼い主が見つかる動物は,どれくらいですか。
【NDNの回答】
昨年のNDNでは、犬114匹、猫79匹、そのほか16匹でした。
【質問】
新しい飼い主探しの活動で困ったことや大変なことは、ありませんか。
【NDNの回答】
●保健所に収容された全てを救うことはできないので、どの動物を救うかを決めなくてはいけないこと。
(そのためには、性格や健康状態、年齢などいろんなことを見る必要があります。)
●捨て猫を拾った人に対してどんなアドバイスができるか。
●どこに保護するか。
(助けたくても捨てられた全ての動物をNDNが救える訳ではありません。
また、責任を持てる限度があります。NDNでは専門の保護施設はないので、
スタッフが自分の家で責任を持って預かれるだけの犬や猫を保護しています。)
●誰に紹介するか。
(人にとっても動物にとっても幸せであることが大切、飼いたい気持だけではペットは飼えませんし、
飼いたいと思う種類の動物と、実際にその人に合う動物は家庭環境や家族構成などいろいろな
条件を考えると違うことがあります。)
【質問】
今後、この活動は、どのように進めていきたいと思っていますか。
【NDNの回答】
NDNがやっている活動がみんなにとって当たり前の世の中になること、
ペットショップで犬や猫を飼う以外の方法があること、捨てられる動物がいない社会になることです。
電話の最後に「僕らができることとして、これから学校にNDNのポスターを貼ることを校長先生にお願いして許可をもらいました。」と言ってくれました。
ありがとうございました。
担任の先生から
このたびは青山小学校の教育に対しまして、特別のご理解とご高配をいただき厚く御礼申し上げます。また、里親さん募集 のポスターをお送りいただいたり、学校啓発班様より貴重な書籍を寄贈いただいたりしたこと、本当に感謝いたします。
おかげさまで子どもは動物がいじめられたり、刹処分されてしまう問題点を何んとか解決していくために、何が必要 なのか考える良い機会となりました。いただいたポスターやご本をより多くの子どもに紹介していこうと思います。
4年1組新しい飼い主さがし班一同から
このまえは、おいそがしい中インタビューにお答えいただきありがとうございました。インタビューでわかったことがあります。それは、NDNのみなさまの ご努力で多くの動物たちの大切な命が助けられているということです。そして、それでもまだ助けてもらえない動物もたくさんいることを知って、私たちも何とか しなければという気持を持ちました。
また、本やポスターを送っていただきありがとうございます。ポスターは青山小のみんなにしょうかいしたいと思います。 本の中に出ている3匹の犬たちのように動物がみんなしあわせになるといいと思っています。