健康管理について
食事
健康の基本は食事です。ドライフードと水だけで十分な栄養が摂取できます。様々なフードがありますが、安すぎるものの中には粗悪品もあるので飼い主さんがきちんと選び、犬種・年齢・体格にあった適切な食事管理をしてあげましょう。
手作り食を作りたい場合は、各食材の特徴をしっかり勉強してから作りましょう。人間と犬とでは食べて良いもの悪いもとが違うので要注意。
ワクチン接種
ジステンバー等、感染すると命にかかわる病気をワクチン接種することで防ぐことができます。(もし感染し発症しても軽症で済ませることができます。)
子犬の場合、生後2ヶ月頃1回目、3~4ヶ月頃2回目の接種を行い、その後年1回継続して接種します。
ワクチンの種類はいくつかあり、環境によっても違いがあるので、動物病院で相談してください。
犬フィラリア症
犬フィラリア症は、心臓内および肺動脈に長さ15~25cm位のそうめん状の虫が寄生する病気です。蚊を伝染媒体にしているため、蚊が発生する時期に合わせ予防を行います。(新潟県では5、6月~11月)
予防薬は、毎月一回飲ませるタイプの予防薬が主流ですが、注射による予防薬等もあります。どのタイプにするかは動物病院で相談して、必ず毎年予防を行いましょう。
NDNから譲渡される犬の中には軽度に感染がみられる犬もいますが、今は治療も可能になっています。まず感染させないことが一番ですが、もし感染してしまっても飼い主の気持ちがあれば治療できるのです。
外部寄生虫
ノミやダニは、皮膚や被毛、耳など体の表面に寄生します。痒みの原因になるだけではなく、皮膚病の原因になったり、様々な病気を媒介します。毎日体を触ってあげてチェックしましょう。
もし寄生がみられた場合、安易に市販の薬や駆除剤は使用せず、総合的な治療と駆除方法を動物病院で相談してください。
最後に・・・。
どんな名医であろうとも飼い主に勝るものはない、と思っています。愛犬の小さな変化を気づいてあげられるのは飼い主さんしかいません。
普段から愛犬の様子を見て、触って、おかしいと思ったら獣医さんに相談してください。信頼できる主治医をみつけることも飼い主にとって大事なことです。
良い獣医さんなら、飼い主の疑問や心配を聞いてアドバイスしてくれるはずです。
普段から、食事、運動、睡眠をバランスよく過ごせるよう、愛犬だけでなく飼い主さんも心がけましょう。
犬の表情 こんなに変わりました |
before after |
【紀州犬】 アトピーで治療してもらえずにカサカサの黒い肌のまま、飼い主により動物管理センターに持ち込まれました。 |
同居犬・太郎ととても仲良しです! |
猫のパコとにらめっこです。 |