ほしい、ほしいと思って、そのあとどうなるのだろう。
テレビで人気者になったどうぶつが、テレビを見ていた人たちみんながほしがり飼いたいと思うとブームがおこります。
飼いたい人がたくさんいれば、
どうぶつもたくさん必要
になります。
おもちゃだったら、工場でたくさん作ればいいけど、
どうぶつは機械では作れません。 |
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どうぶつは、おかあさんから産まれます。
だから、人間はどうぶつのおかあさんを生き物ではなく、
機械として使うのです。
「機械」だから、
ほしい、ほしいという人のためにたくさん産ませます。
でも、ほんとうは生き物だから無理して、
こどもを産んでいるから、
からだは弱って、もう産めなくなってしまいます。
「機械」だから、
産めなくなれば、捨てます。殺します。
愛情などないのでしょう。
生まれた子たちも、ブームがなくなれば、
売れなくなったり、あきられたりして、
捨てられ、殺されます。
ただ人間の欲望のために…。
人間はペットというどうぶつの命にずっとかかわってきたのです。
だから人間が責任を持たなければいけないのです。
人間は、飼ってくれる(責任を持ってくれる)人がいるかもわからずにどうぶつたちを産ませています。
飼ってくれる(責任を持ってくれる)人がいなければ死ぬだけです。
そんな死がわかっている命を誕生(産まれること)させていいのだろうか。
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これ以上「ただ死ぬために産まれてくる命」を増やさないこと、
いまある命に責任を持つことが、 |
いまペットを飼っている人のやらなければいけないことではないでしょうか。