三条市立須頃小学校
 (さんじょうしりつすごろしょうがっこう)
2004年6月9日

 6年生22名は4〜6名の5班に、お母さん11名は3〜4名の3班にそれぞれ別れて3つのテーマについて、意見を出し合ってもらいました。

 テーマ1「引っ越しで飼えなくなっちゃった、どうする?」

 「引っ越し先で飼えない」という状況は、確かによくあるできごとで、仕方ないと受け取られそうですが、さて、須頃小学校の子どもたちやお母さん方はどう考えてくれたかな?
 引っ越しは人間の都合です。ペットの気持ちを考えて避ける意見は出るのだろうか?。

みんななら、どうしますか?考えてみてください。

子どもグループ親グループ
子A班
・ほかに犬がほしい人にあげる。
・おじいちゃんやいとこなどにあげる。
・新聞にのせたりポスターをはる。
子B班
・よく知っていて最後までちゃんと育ててくれる人に育ててもらう。(親せき、友だちなど)
 →どうしてもダメだったら!↓
・里親を探す。(ちゃんと最後まで育ててくれる人)
・すてたり、保健所にやったりはしない。
子C班
・だれかにあげる。(親せきなどに)
・売る。
子D班
・知り合いに、聞く×→学校中にせんでんする。
・せんでんするもしたくさんいたら、もっといいかんきょうの家をえらぶ。
・動物フェスティバルにだす。
子E班
・ほかに飼ってくれる人をさがす。
・「NDN」の人にそうだんする。
・ポスターや新聞にのせる。
・しりあいにあげる。
親a班
・飼い主を探す(かわいがってくれる方、身内、友人など)
・ペットOKの住居を探し、いっしょに引っ越す
・新しい飼い主に依頼(いらい)した場合(ばあい)は、その後も定期的(ていきてき)に会いに行って様子(ようす)を確認(かくにん)する。
・「飼い主の探し方」…インターネット、ポスター、新聞、ボランティア団体等に相談し探してもらう
親b班
・知人、身内など飼ってくれる人をさがす。→新聞・動物病院(どうぶつびょういん)のけいじ板・ケータイのサイト・インターネット
・飼えるところにすむ。ペットOKのアパートをさがす。
親c班
・飼えそうな人を探す。
・会の人達に依頼する。
・知り合いに連絡する。
・張り紙をする。
・新聞広告(しんぶんこうこく)を出す。
・別の引っ越し先を探す。
・内緒(ないしょ)で飼う。
・山に捨てる(不妊手術(ふにんしゅじゅつ)をして)
NDN参考意見

 子どもたちから「すてる」とか、「保健所に持って行く」という意見が出なかったことがうれしかったです。お母さんから、「不妊手術をして、山に捨てる」という意見が出て、手術をすれば免責(めんせき:ゆるされること)されると思われたのでしょうか。でも、手術をしたからと言って捨てられた子の運命(うんめい)はどうなるのでしょうか。つぎの子どもはできないかもしれませんが、その子は確実(かくじつ)に死の運命が待っていると思います。
 子どもたちは、できる範囲(はんい)のやれることを考えてくれました。でも、ちょっと待って大好きだったわんちゃんやねこちゃんをあげることができますか?あなたがよその家にあげると言われたら、どうでしょう。ペットの気持ちも考えてみてください。そこで、お母さんたちが考えてくれたのが、ペットが飼える引っ越し先を探してくれることです。おとうさんやおかあさんが、助けてくれればペットと別れなくてもよくなるかもしれません。
 お母さんたちの中で、インターネットやケータイサイトで新しい飼い主を探すとありました。インターネットはとても便利(べんり)です。本当に目の前で話が進んでいるように感じますが、もし相手の人が長崎(ながさき)の人だったら、そんな長い距離(きょり)を移動(いどう)させるのはかわいそうだと思います。
 ペットを飼う前に、15年先の生活環境(せいかつかんきょう)の変化(へんか)(引っ越し、結婚、出産など)がおこった時も飼い続けることができるかを考えてから、飼うようにしてください。        


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