三条市立須頃小学校
 (さんじょうしりつすごろしょうがっこう)
2004年6月9日

 6年生22名は4〜6名の5班に、お母さん11名は3〜4名の3班にそれぞれ別れて3つのテーマについて、意見を出し合ってもらいました。

 テーマ2「アレルギーがあるの、どうする?」

 アレルギーって絶対にダメなの?動物と一緒にいられなくなるの?工夫をする余地は見つかるだろうか?

 須頃小学校の子どもたちの意見はどうかな?
 お母さんの意見はどうかな?
 みんななら、どうしますか?考えてみてください。  

子どもグループ親グループ
子A班
・アレルギーの人は動物に近付かない。
・せんようのへやを作る。
・外で飼う。(こやを作る)
・アレルギーの人に「がまん」をしてもらう。
・マスクをする(アレルギーの人)。
子B班
・小屋を建てる。
・知り合いにあずけて、会いたい時だけ会いに行く。
・アレルギーの人は、マスク、ゴーグルをつける。
子C班
・里親を探す。
・がまんして飼う。
子D班
・ペットだけの部屋を作る。
・ペットと人をなれるまで、いっしょにすると、治るという話を聞いたからやってみる。
・外で飼う。(犬、ねこなど)(こやでかう)
・動物フェスティバルにだす。
子E班
・ほかの部屋で飼う。
・「NDN」の人にそうだんする。
・小屋を作る。
・飼ってくれる人を探す。
・考えすぎないで飼う。
親a班
・アレルギーの状態 重症…新しい飼い主を探す。
 軽症…子どもの体質改善に努めながら少しずつ慣らしていく。
・(外で飼う等)子どもとペットの距離を置く。
・ペットのトリミングを念入りにし、常に清潔にする。
親b班
・アレルギーのある子にはさわらせないようにする。
・犬は外で飼う。
・プレハブなど別の家でかう(実話です)。(場所と金があれば)
親c班
・外で飼う。
・犬をきれいにしておく。
・人間の体質改善。
・他に飼う人を探す。
NDN参考意見

 アレルギーになってしまったら、大変です。アレルギーをおこさせるものが、家のほこりやダニなら、いつも家をきれいにしておかなければなりません。花粉(かふん)アレルギーなら、外に出るときマスクやゴーグルをつけて出かけます。そばアレルギーなど死んでしまうものは、絶対(ぜったい)にさけなければなりません。食べ物でも農薬(のうやく)などの薬品汚染(やくひんおせん)により引きおこすアレルギーは、別の安全な食べ物にかえなければなりません。
 でも、ペットはどうでしょう。
 ほこりやダニのように吸い取ることはできません。抜けた毛をこまめにそうじするくらいです。
 マスクやゴーグルをつけて防御(ぼうぎょ)する意見もありました。
 排除(はいじょ)することはできないけど、別の建物や部屋にするという意見もありました。また、外で飼うという意見があったのですが、外の熱さ寒さは動物の虐待(ぎゃくたい)につながります。
 ペットアレルギーで人が死ぬことはないのだから、人間の体質を改善するという意見もありましたが、過剰な反応を起こして死ぬ場合もあります。ハムスターに噛まれてショック状態になり死んだ事例もあります。
 ペットのノミ取り用の薬でアレルギーになることもあります。アレルギーをおこさせるものが、なんなのか知ることが大切です。犬種(けんしゅ)によってアレルゲンになるかならないかも違うそうです。動物の体毛(たいもう)によるアレルギーなら、体毛のない種類(しゅるい)を選択(せんたく)することもできます。アレルゲンは、体毛だけではなく、種類による身体からの分泌物(ぶんぴつぶつ)(体毛、皮脂(ひし)(あせ)、垢(あか)、フケなど)とも言われています。まず、飼う前にその種類の動物がアレルゲンになるのかどうか、見極(きわ)めることが大事です。それにより、ペットも人間も快適(かいてき)に過(す)ごすことができるようになるでしょう。

 ペットアレルギーについて、日本アメリカンテリアクラブさんのホームページが参考になります。     


←テーマ1テーマ3→