学校啓発活動

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今までの学校での活動

阿賀野市立笹神中学校(2004.6.24)
 笹神中学校では、今年1年「人権」をテーマに学習するということで、いろいろな取組みをなさっているそうです。たまたま校長先生のお宅にNDNで保護した犬を譲渡したご縁で今回の講演会がもたれました。
 人権をテーマとしているのに、ペット?動物?なぜ?と言う反応もあったそうです。校長先生の「動物も大切にできない人が、友だちなんて大切にできるわけがない。」というお言葉や「友だちを大切にしよう。」とスローガンのように子どもたちに先生が言っても言葉としてしか伝わらなく、形だけでしかないと言うお考えから中身のあることを伝えられるには、実際にやっている普通の人を呼んで話してもらう方が伝わるのですとおっしゃられていました。
 夏日のような暑い日でした。汗ばむような体育館は全校生徒270名が、腰をおろし整然と待っていてくれました。わんちゃんは、この暑さ大丈夫なのだろうか心配でしたが、おとなしく?だるくて?おりこうでした。

 最初に、校長先生から今回の講演会の趣旨を説明していただき、新しい飼い主になった経緯を簡単にお話して、NDNの紹介をしていただき講演会がはじまりました。

 「ペットの権利」について、動物たちにも幸せに生きる権利があるということをペットの気持ちに添って考える、自分に置き換えて考える、暑い所につなげておく、食べ物や水を与えないなどの虐待行為は、幸せに生きていると言えるだろうか?
 飼えなくなったから、「捨てる」=「保健所に連れていく」その後どうなるのだろうか?生きる権利を人間がうばっていいのだろうか?人間は、憲法によって、人権が保証されています。動物も動物愛護法という法律で、権利が保証?されています。まだまだ不備のある法律です。この法律の見直し(改正)が目前に迫っています。この法律の不備をよりよいものに変えていこうと、署名活動もしています。

 保健所に持ち込まれた動物はどうなるのだろう?その答えを「残された命」と言うタイトルのビデオで見てもらいいました。処分という名のもとに殺される動物たちのショッキングな映像が流れました。

 それから、スタッフが、犬班の活動である、保健所から犬を救いだし、新しい飼い主さんを見つける活動を話しました。その活動で実際に保健所で保護した犬が妊娠していて、3匹の子犬を産み、そのうちのオス一匹を自分で飼うことにして、ほか2匹は別の飼い主さんが見つかった話をしました。

 また、別のスタッフは、保護された時の犬の状態を説明し、また保護されて一週間という犬も連れてきてお話ししました。犬を保健所に連れていくことは。「殺すこと」です。もし、自分の飼い犬が迷子になったら、すぐに保健所や管理保護センターに連絡することを忘れないでください、そうしないと殺されてしまいますと、お話しました。
 一通りお話が、終わりましたので、生徒さんの代表の方から「私は犬を飼っています、最後まで責任をもって飼います。」と温かい言葉とすてきな花束をいただきました。
 その後一旦解散として、終学活がはじまるまで、犬とふれあいを楽しみました。生徒さんはそれぞれお目当てがあるのか、わんちゃんのところへ行って、なでたり、だっこしたり、「ちょ〜かわいい!」と満点の笑顔でした。

 中には、スタッフにいろいろ質問をする生徒さんもいました。

 体育館の入口に置いた、保健所で処分されるペットのパネルやチラシを眺めている生徒さんもいました。参考にと書籍の展示もしました。

 教頭先生のお計らいで、持参したリーフレットや正しい飼い方のチラシなども配っていただきました。また、学校に新しい飼い主募集のチラシを貼っていただきました。校長先生からは「犬猫の斡旋みたいだ」と苦笑されていましたが、「きちんと事前審査しますよ。」とおしゃっていました。

 余談ですが、校長先生のお宅にもらわれていった秋田雑種の子は、JR亀田駅に段ボールに入れられて捨てられていた子犬です。その子たちが、中之口の県央動物保護管理センターに収容されているのを保護し、新しい飼い主さんに登録されていた関係で、紹介させていただき、2匹を一時的に保護していただき、1匹を飼っていただくことになったのです。そのご縁で、NDNが笹神中学校で講演会を開くことができました。

 校長先生の「一人でも感じてくれる子がいればいいんです。」と言う言葉に、本当に一人でも多くこのペットを簡単に捨てて、殺されていくことにブレーキをかけて、減らしていくには、このように事実を一人でも多く知ってもらい、感じてくれる人が現れ、それが世論になっていくことを願います。


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