新しい飼い主様へ(譲渡条件)

譲渡条件」・「譲渡までの流れ」を、
ご理解をいただけましたら「登録フォーム」へお進みください
※譲渡会参加にはこちらの里親登録は不要です。ご自由に来場ください
このたびは、 NDNに登録された保護猫にご縁をいただき、心から感謝いたします。
保護猫の多くが野良猫だったり野良猫が産んだ子猫で、 心ある方に拾われたり、さまざまな理由で会が保護し た猫たちです。飼い主希望の方には、適切な猫の飼い方をご理解のうえ、安定した生活環境の中で適切な飼養 をお願いします。
そのためにいくつかの譲渡条件と注意事項を お願いしています。また、保護者によって条件が異なる場合があ りますので別途ご確認ください。譲渡後であっても、条件を守っていただけない場合は譲渡を取り消す場合があります。ご理解、ご承諾の上、登録をお願いします。
① 60歳以上の方、お一人暮らしの方は後見人をお願いしています。
近年、高齢の方の飼育困難による相談が急増しています。また、お一人暮らしの方が飼育困難になるケースも起きています猫にとって頼れるのは飼い主さんだけであり、世話をしてくれる人がいなければ餓死してしまいます。不測の事態が起きた場合の猫の引き取りをしてくれる後見人の指定をお願いします。お電話で後見人の確認をさせていただきます。
※後見人がいない場合はご相談ください。
② 原則として 未成年者、学生の登録はできません
(保護者の同意が必要)
短期間にご自身の立場や生活環境が変わりやすい方は動物飼育には不向きです。 現在、猫の世話ができる状況であっても、飼育にかかる費用や飼育継続の協力をしてくれる保護者の同意が 必要です。お電話で保護者様に確認をさせていただきます。
③ ペット可の住宅(賃貸も含)にお住まいであること。
良識ある飼い主として、私たちは動物にだけでなく社会的にも責任があります。賃貸の場合はペット可の物件であるのはもちろんのこと、転居の可能性のある方は生涯にわたって一緒に暮らすことができるのかを十分にご検討ください。
④ ご家族全員の同意が得られていること。
猫が苦手という家族の気持ちも尊重しましょう。アレルギーがあるかもしれません。猫を飼うことは「新しい家族を迎える」ことですが、私たち人間とは「違う」ことにも配慮しなければなりません。 脱走防止など家族全員の協力も必要になります。 フード、猫砂、医療費などたくさんの費用もかかります。 家族全員が終生愛育し看取る ことを、事前に十分に相談の上で迎えてあげましょう。
⑤ 完全室内飼育をすること
猫 を狭い家の中に閉じ込めておくのは可哀想だと思う方もいますが、キャットタワーなどで上下運動ができ れば十分に室内で飼える動物です。

<外に出すことでの危険性>
・殺処分より多くの命を奪っている交通事故にあう
・他の猫との喧嘩や事故などで怪我をする
・伝染性感染症にかかったり 寄生虫をもらってくる
・帰って来なくなってしまうことがある
・鳴き声や糞尿でご近所の迷惑となる

このように色々な問題がありますので、完全室内飼いをしてください。
⑥ 生後6ヶ月になったら 必ず不妊去勢手術を行うこと
猫は年3〜4回も出産が可能な繁殖力の強い動物です。一度の出産で平均5匹を生むので、1年後には20匹 にもなってしまいます。 猫の発情は生後5ヶ月頃から始まり、臭いおしっこをあちこちにマーキングをしたり、鳴き声がうるさい、夜 中に騒ぐなどの問題行動が出ます。また、オスは生殖器系の病気にかかりやすくなります。ストレスなく穏やかに過ごせるように、かかりつけの獣医さんと相談の上、生後5、6ヶ月を目安に不妊去 勢手術をしてください。
※譲渡した猫については、NDNの助成金は利用できません。
⑦ 譲渡費用がかかります
項目 費用
諸費用(交通費、登録手数料など) 1,000 円
健診代(ノミ、ダニ、検便) 1,000円
不妊去勢手術(メス) 5,000円
不妊去勢手術 (オス) 3,000円
ワクチン(1回接種) 3,000円
ワクチン(2回接種) 5,000円
エイズ白血病検査 3,000円
  • NDNの準会員(購読会員)への入会をお願いします
    年会費1,000円(1〜12月、年4回の会報任意)
  • 1匹につき1,000円以上のご寄付をお願いします(任意)
⑧ エイズ、白血病検査について
健康診断書に記載している検査結果は検査時のものです(感染しても白血病は1ヶ月、エイズは2ヶ月経たないと検査で判明しません)。また、生後半年以内の子猫は母猫からの影響を受けるため検査結果は不確実です。検査時の検査結果は、目安として判断していただくようお願いします。

猫エイズ:
人間にはうつりません。猫同士では喧嘩などで血液が触れ合わない限りうつりません。食器を共 有したり、グルーミングのように触れ合ったりすることでうつることはありません。環境と栄養が良ければ発症せずに長生きできる猫が多いです。

猫白血病:
人間にはうつりません。血液だけでなく 唾液、涙、糞尿にもウィルスが含まれているので、喧嘩 だけでなく食器の共有やグルーミングなどでもうつります。治療にはインターフェロンが効くこ とがあります。感染後数年以内に発症することが多いです。
⑨ 仮譲渡は里親希望者様のご自宅にお伺いして、
脱走防止を確認し、手続きを行います。
里親様、 猫の双方にとって少しでも不安なく、新しい生活が始められるように猫の性格や飼い方など馴れる までの注意点を説明します。 また、大丈夫と思っていても、玄関や窓からの脱走の危険性は常にあります。網戸はもちろんのこと、玄関 が部屋からオープンになっていたり、過去に出入り自由で猫を飼っていたお宅は十分な脱走防止策をお願い します。
※脱走してしまった場合は、すぐに担当スタッフかNDNへご連絡ください。

猫の脱走防止ゲート例
⑩ 猫の生理生態を理解し適切な 健康管理を行い、 終生にわたり愛育すること。
猫は優れた狩猟本能と運動神経を持っています。猫の習性に合わせて遊んであげたり、上下運動ができる環境作りをしましょう。室内飼育でも感染症の危険性はあります。予防接種を含めて日頃からの健康管理を行い、体調に異常があった場合は速やかに治療を受けてください。 今やペットの平均寿命は15歳を超えています。家族の一員として天寿を全うできるよう、愛育をお願いいたします。

NDNに登録される猫のほとんどが野良猫だったり野良猫が生んだ子猫です。
私たち人間の手が差し伸べられない限り満腹になる事も病気の治療もされず、暖か な寝床もなく、常に死と隣り合わせの生き方しかありません。 猫は20年前後生きる動物です。
二度と餓えや寒さにさらすことが無いよう、安定し た生活環境の中で幸せな猫生を送るためにもご理解、ご協力を宜しくお願いいたし ます。

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