アドバイス

相談の解決事例


迷子の猫を保護したときにはどうすればいいのですか?

【アドバイス】
●保健所(迷子の該当がないか)と警察へそれぞれ届ける(保護先も伝える)
●明らかに遺棄が疑われる場合、動愛法違反の遺棄動物であることを警察に告げる
●警察も保健所も保護施設は無い旨を言い、飼い主があらわれなければ1週間で殺処分となってしまいます
※殺処分されることをわからず、警察に拾得物として持って行く人や保健所が保護施設だと勘違いしている人がいます

保護をして次の段階

  • 動物病院に行く(検便、お腹の寄生虫駆除、ノミやダニの駆除、耳ダニ駆除、必要に応じてエイズ白血病のウイルスチェック、避妊去勢手術)
  • 動物病院に行く際、事前に迷子やのら猫である事を告げ、診てくれるか聞いてください
  • 脱走防止のため、キャリーや洗濯ネットに入れて搬送(馴れているようにみえる猫でも、捕獲の時は暴れるものです)
    ※屋外に容易に飛び出るようなダンボールに入れて行かないこと(特に成猫)
  • ポスターを貼って自分でも一生懸命呼びかけをしてください

飼っている猫がいなくなってしまったので、何か迷子の情報があったら教えて欲しい

【アドバイス】
●性別、避妊去勢手術の有無、首輪や迷子札装着の有無、毛色・特徴・名前など、保健所と警察へそれぞれ届ける
交通事故などで死亡している可能性もあるので、最寄りの清掃センターにも問い合わせる
●室内飼育の猫が脱走した場合は、必ず家の近辺に潜んでいる、もしくは怖くて出てこられないことが多い(なわばり外で保護した野良猫も)
2日位経って空腹と外の環境に慣れてきた頃に発現するようになるので、近隣にポスターを貼り写真を持って付近一帯を聞き込みする
近所のガレージ内に迷いこみ、わからず閉じ込められていたケースもあり
●家の玄関や裏地に餌を置く 使用していたトイレ砂をまく マタタビを外から家の中に向って撒く
●常時出入り自由の飼い猫が行方不明の場合・・・探すやり方は上記に同じだが、不幸な末路が多い
※毎日帰ってくるのは奇跡の積み重ねであり、帰るのが当たり前と思っていてはいけません。責任と適正飼育のモラルが問われます

NDNに飼い主探しをしてもらいたいのですが・・・?

【アドバイス】
NDNで新しい飼い主を探すお手伝いは可能です。
NDNは探すお手伝いをさせていただきますが、あくまで主体的に飼い主を探していただくのは猫を拾った方になります。
また、飼い主を探す際には、拾った方に以下のことをお願いしています。

  • 里子登録する際にかかる諸費用
    ・新規会員費(¥1,000)・会報年4回発送・次年度以降は任意
    ・里子登録費(¥1,000 何匹でも)
  • 里子登録条件
    ・室内保護(譲渡は完全室内飼育が約束なので)、各種健康診断(内外部寄生虫駆除、耳ダニ、成猫は不妊手術とウイルスチェック、里子登録用の写真の用意
    ※エイズ白血病のキャリアでも登録可能(詳細はNDNの里子担当者へお尋ねください)
    ※各種健康診断にかかる費用は自己負担となりますが、手術助成金などの制度もありますので、ご相談ください

目の開いていない子猫を拾ってしまったけどどうしたらいいでしょうか?

【アドバイス】
●すぐに保護して獣医へ。近くに母ねこや他の兄弟がいないかなどを確認してください
●自分で面倒をみるとき
・保温(脱水症状にならないよう気をつける、暑すぎてもだめ)
・授乳(ホームセンターに哺乳瓶と猫用ミルクがある) ※人間用の牛乳は絶対に不可
 ※誤飲の元になるので、仰向けにして飲ませないこと
●ミルクを飲んでくれない場合
・仔猫の顔や全身をタオルなどで包み込むと安心してミルクを飲むことが多い
・排泄後にミルクを飲むことが多い。ミルクを飲ませたあとは逆流しないようにゲップをさせる
●排泄(清潔なガーゼやティッシュで肛門まわりを優しく刺激する) 便は2~3日出ないこともある。尿が出ない時は動物病院へ
※子猫の場合は、ちょっとしたことで体調を崩したり具合が悪くなったりと管理が難しいので、必ず獣医さんに適切なアドバイスを受けること

猫を拾ったのでそちらで引き取ってもらいたい

【アドバイス】
NDNには保護施設がありませんので、保護することはできません。NDNに里子登録されている猫たちは拾った方が努力して自宅もしくは知人宅等で保護していらっしゃいます。皆さん決して余力があるわけではありませんが、目の前にいる可哀想な猫たちを見過ごすことができずに手を差し伸べてくれたものと思います。不思議と熱心に努力する方の保護猫は良いご縁に結びついているのが過去のデータからも分かっています。
偶然とはいえ、目の前の可哀想な猫に出会ってしまったのも何かの縁と思い、手を差し伸べていただければと思います。その後の里親探しのお手伝いについては前項「NDNに飼い主探しをしてもらいたいのですが・・・?」を参照ください。

引越しやアレルギーで飼えなくなったので引き取って欲しい

【アドバイス】

引越しについて

犬や猫を捨てる理由の第1位が引っ越しです。マンションや団地など、多くの集合住宅で犬や猫などの飼育を禁じているために連れていくことができないからだと思われます。保護先がないこと、飼い主からの依頼には対応していないことを伝えると大抵の人は「それなら保健所に連れて行くしかない」と半ば脅しのように言われます。
でもそれは飼い主の努力次第で解決します。ペットが飼えるところを探す、知人に託す、里親をさがすなど、本気でその子のことを考えていればできるはずです。犬や猫を家族の一員として思っていれば、引っ越しぐらいで殺すことにはならないはずです。
ペットを飼うのに必要なのは環境やスペースだけではなく愛情です。その愛情がないのなら初めから飼わないで下さい。(動物を飼う時は、最初からいざという時の保護先や善処までもしっかり検討して下さい。)

アレルギーについて

アレルギーについてはその症状、原因などさまざまな要因が考えられます。
そもそもアレルギーとはどういうものなのか。

アレルギーとは、生体に侵入した異物を攻撃する機能が過敏に働きすぎて体に影響を与えることをいいます。ある特定の人にとって、アレルギーをおこす物質を「アレルゲン」と言いますが、この種類は実に様々です。このアレルゲンが反応する人間の体内に入った場合、その人の中ではアレルゲン自体を「敵」とみなし、排除しようと試みるのですが、その時に過敏に反応しすぎて自分の体も攻撃する事により、鼻炎や皮膚炎、喘息などをひきおこします。

もし鼻炎や皮膚炎、喘息などのアレルギーが出たら?

まずは、病院で血液検査をして猫がアレルギーの原因なのかどうかきちんと調べましょう。検査をせずに症状が出たから「猫アレルギー」と判断するのは安直です。専門の病院で原因を特定するために診断を受けてください。
その結果、猫アレルギーと診断されたとしたら、残念ながらその原因であるアルゲンは身近にない方が良いかもしれません。
しかし、その結果は精神の安定なども大いに関係しますし、体質を改善することであったり成長するにつれて治っていくこともあります。また、投薬などで症状を抑えることもできます。検査結果で「猫アレルギー陽性だったから猫を手放さないと」と即断する前に解決の道がないかよく考えてみてください。

それでも飼い続けられないという場合、考えられる選択肢としては
① 誰かに貰ってもらう
② 保健所に連れて行く、もしくは動物病院で安楽死
③ どこかに捨ててくる 
※捨て猫は犯罪です。捨てられた猫は生きる術を知りません。飢えや寒さ、病気や事故で辛いを思いをさせても平気でしょうか?

どの選択肢を選ぶかはご自身の判断に委ねられますが、本当に猫のためを思うのならばその選択肢は①「誰かに貰ってもらう」以外ありません。
「飼ったからには最後まで責任をもつ」この基本を忘れないでください。生きている「命」です。

以下は、アレルギーに対しての対処対策です。
 ① カーペットは敷かないようにしましょう。
 ② カーテンは週一回の掃除機掛けと三ヶ月に一度の洗濯を!
 ③ 壁の拭き掃除は意外に効果があります。
 ④ 布製の家具やクッションはしっかり掃除機をかけましょう。
 ⑤ 空気清浄機を使うだけでなくこまめにお部屋の掃除をする。

アレルゲンとなって体が反応するのは、主に猫の毛やフケです。まずは、自宅内の環境を清潔に保つよう努力してください。掃除はこまめに行い、猫も月一回の入浴でかなりアルゲンが減るという効果があるようです。(あまり頻繁な入浴は基本的に水が苦手な猫には負担になることがあるので猫の為にもおすすめできませんが)
思いがけずアレルギー反応を起こしてしまうのは猫が好きで飼い始めた人にとっは大変複雑な思いを抱えてしまうことになる可能性がありますが、対処療法をしつつアレルゲンを減らす自衛努力をすることで、安直に猫を手放すという選択肢ではなく、共存していく選択肢もあるのだということを考えていただければと思います。

猫を譲渡会に参加させるには?

【アドバイス】
●譲渡会に参加するには、事前にNDNに里子登録をしておく必要があります。
●里子登録については以下をご参照ください。

  • 里子登録する際にかかる諸費用
     ・新規会員費(¥1,000)・会報年4回発送・次年度以降は任意 
     ・里子登録費(¥1,000 何匹でも)
  • 里子登録条件
     ・室内保護(譲渡は完全室内飼育が約束なので)、各種健康診断(内外部寄生虫駆除、耳ダニ、
      成猫は不妊手術とウイルスチェック、里子登録用の写真をご用意ください。
     ・ 健康診断で、治療が必要な場合は動物病院で適切な治療を行ってください。

●譲渡会に参加するには、当日までに上記手続きを終えていただいた方のみ参加可能となります。
  ※譲渡会参加時には、会場内外で脱走したりしないよう、必ずキャリーケースに入れて猫を連れてきてください。
※健康状態が良好でない場合は、他の猫の参加するため病気感染を防ぐ意味で、上記条件を満たしていても参加をお断りする場合があります。ご了承ください。

野良猫の助成金制度があるって聞いたのですが、申し込みはどうやってするの?

【アドバイス】
まずは、NDNにご連絡ください。助成金を受ける際に必要な申請書類や注意事項を書いた用紙をお送りします。書類が届きましたら、必要事項を記入し、必要書類を添付の上、NDN助成金窓口宛にご返送いただきます。助成金を受ける条件を満たしているかどうかをNDNで審査し、審査が通りましたら助成金を所定の口座にお振込みいたします。

相談の解決事例
『これまでに寄せられた相談内容を抜粋したもので、相談者さん自ら解決ないし前向きに対応した事例を挙げています。もし同じような事例に遭遇した際の参考になればと思います』

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