猫の手募金

猫の手事例106
糞尿まみれの家で暮らす猫たち
令和2年10月〜  

経緯

何年も前から地域の福祉関係の人たちの間で問題になっていた家庭で、福祉関係者からの相談がきっかけでした。昨年の10月初めに訪問し、問題解決に取り組んできました。猫たちは完全室内飼育ですが、室内にはトイレがなく、家全体が猫トイレ状態。火の気のない室内で、猫達は布団などの上に固まっていましたが、その布団や布も全部糞尿まみれ。言葉を失う劣悪な環境でした。

対応

成猫30匹の不妊去勢手術と2回の大掃除。大掃除は、福祉関係者・NDN会員のボランティアさんも含め延べ30名以上の人手と物資の寄付で猫たちのために最低限の生活環境を整えてやることができました。3ヶ月程の子猫3匹は愛護センターが引き取り里親様に譲渡。成猫31匹は不妊去勢手術をしたうえで、順調に里子希望をいただき残りは数匹になりました。

解決に向けて

動物愛護センター・市の保健福祉関係者・包括支援センター・ボランティア団体との連携で、猫だけでなく人の生活も改善し、「猫問題は人の問題である」ということを強く実感した現場でした。力をお貸しいただきました一般会員の方々、全国から寄せられた多くの寄付物資・猫の手募金により猫たちを救うことができました。心よりお礼申し上げます。これからもNDNの活動をご支援いただきますようお願いいたします。




Animals Cat
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