事例40
お寺に住み着いた猫 (新潟市中央区)
平成29年6月〜
経緯
このお寺には、若いメス猫3匹とその子猫たちとオス猫2匹がいました。それと10歳くらいのメス猫です。若いメス猫は3匹とも出産をして子育て中でした。たくさんのスタッフに協力してもらい母猫の捕獲は1回目ですべて捕獲し手術ができました。同時に2匹の子猫を除く他の子猫たちも保護ができました。
母猫たちの不妊手術費用はこの猫たちのお世話してくださっている餌やりさんたちが費用を出し合い負担をしてくれました。
残りの子猫2匹が中々捕まらず大変苦労をしました。やっとお盆明けに最後の1匹を保護することができました。あとはオス猫の去勢手術だけと思っていたところ新たな問題ができました。オス猫の去勢手術のためにお寺に通っていました。そのお寺には不妊手術済みの10歳くらいのメス猫がいます。
ある日その猫がしきりに腹部を舐めていました。砂でも付いて汚れたのかと思えばそこは赤黒く内部から破裂した肉が盛り上がっていました。外で生活しているので衛生面はいいとはいえません。
対応
今後どうなるかもわかりませんでしたが猫の手を使わせていただき病院で診察、腫瘍の切除の処置をさせていただきました。
退院後、手術した病院の待合室でたまたまお会いしたとても猫好きな方のご自宅に迎えていただきました。乳腺腫瘍で転移もあり正直寿命は長くはありません。
ですが最後を誰にも看取られることなく病気の痛みに苦しみながら死ぬことがなくなったのはよかったことだと思っております。猫の手を利用させていただきありがとうございました。
解決に向けて
10月30日に、空ちゃんは天国に旅立ちました。最後は短い期間ではありましたが、暖かいお部屋の中で、愛情をたくさん受けて穏やかな日々を過ごす事が出来たと思います。空ちゃんも本当に頑張ってくれました。最期は、とても穏やかな表情をしていたとの事です。
空ちゃんのご冥福をお祈りいたします。空ちゃんのことを気にかけてくださいました皆様本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げます。
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