事例25
尻尾がズル剥けになった猫
経緯
今年の夏ごろ、野良猫の不妊去勢を精力的に行っている会員さんから「尻尾がズル剥けになった猫がいる」という連絡をもらい現場に行ってきました。するとそこには、尻尾の皮が剥け赤くなり、先の方は既に壊死してしまっているこがいました。この猫ちゃんは相談者さんが過去に去勢手術を行い庭先でご飯をあげているこですが、ズル剥けになった尻尾が痛いのか、庭の高いところにある物陰に隠れてあまり動かないとのことでした。 どこでこのような怪我をしたのか、本当のところはわかりません。お話を聞くと、この近所では過去にトラバサミにかかりけがをした猫がいるとのことで、この子も、もしかしたら、トラバサミの被害にあったのかもしれないとのことです。
対応
相談者さんは、野良猫の不妊去勢手術で経済的に余裕がないとのことで、この度、尻尾を怪我した猫ちゃんの手術費の一部を猫の手負担で行わせていただきました。手術は断尾手術になり、一週間の経過観察入院をしました。以前はじっとしていた猫ちゃんですが、術後はとても元気に動き回っている姿を目撃するようになったと、相談者さんから喜びの報告をいただきました。はじめ、断尾すると生活に支障が出るのではないかと、心配していた保護者さんも、手術後に元気そうに動きまわる姿を見て、手術してよかったとおっしゃっていました。
解決に向けて
猫の手のおかげで、相談者さんも手術に踏み込むことができ、この猫ちゃんもまた元気に生活することができました。猫の手募金にご協力してくださったみなさまありがとうございます。
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