事例13
交通事故に遭った子猫
経緯
10月23日、会受付窓口電話に大変に難しい相談がありました。「10月21日夜、帰宅中に前を走っていた車が子猫を轢いてそのまま去ってしまった。何処かの飼い猫かと思って、慌てて保護して動物病院に運んだ。片目が無いアメショー柄のオスの子猫。左脚に怪我、お腹の上を轢いて行ったのを見たので直ぐに死んでしまうかもしれないと思ったが、先生にお願いして入院させてもらった。 愛護センターにも相談したら「そのまま、連れて来ても良い」と言われたが、よく聞くと状態によっては処分と言われてしまった。でも、病院のケージの中で痛みに耐えて頑張っている子猫をそんな目に遭わせたくない。何とか治療をして元気にして里親さんを探してあげたい。」という内容でした。しかし、事故に遭った子猫の状態がどの様なものか分かりませんでしたので、1週間後スタッフ宅近くの病院に転院して、今後どのような治療が必要なのか?将来的にどのような状態になるのか診ていただきました。
(左目は事故前に失明と思われます。)
対応
最初の病院での早い処置もあり、当初、心配した状態から大きく回復し、事故による後遺症の半身不随や排泄障害などの症状は有りません、と聞き、相談者さんが希望している「里親さん探し」に大きな期待が出て来ました。それでも、骨盤の骨がしっかりとくっつくまで1カ月半ほど安静が必要という事で、スタッフの自宅で療養中です。もし、車に轢かれた後、放置されたままであったなら確実に消えた命です。保護して下さった方の機敏で勇気ある対応で救われた小さな命です。
解決に向けて
子猫を救うための医療費は必要になりますが、このような問題は以前からあり、猫班では3年前より「猫の手募金」を開設して個人では解決できないような飼い猫のいない野良猫に関わった医療費にあててきました。この子猫も「猫の手募金」によって治療を受ける事が出来ています。これまで「猫の手募金」にご協力下さった皆様には心より感謝申し上げます。子猫は健康状態が良くなりましたら里親さんを募集いたします。今後も1匹でも死の淵から救う事が出来ればと思っていますので、これからもご協力を宜しくお願いいたします。
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