事例22
取り残された猫達 平成26年10月〜
経緯
10月の半ば過ぎに会に相談の電話がありました。「空き家らしい建物に10匹以上の猫がいる。みんなお腹を空かせてガリガリ、病気の猫も多い。大きな道路に面しているので時々交通事故で死んでいる。なんとかしてやりたい。」というものでした。
対応
早速現場を確認に行くと、10匹以上のガナガナに痩せた猫達がフードをもらいに家の中から出てきました。2階には閉じこめ状態になっている猫達も多数いることもわかり、既にお腹の大きな雌猫もいて、このまま放置できないと判断しました。外に出てきている猫達を捕獲しながら、以前この家に住んでいた元飼い主さんと連絡を取り、何とか鍵を開けてもらい2階の状態を確認。ここにも10匹以上の猫が、フードの袋や空き缶・生活用具がそのまま放置されて糞尿とゴミであふれ、ゴミをめくると虫の幼虫もいる劣悪な環境で生き抜いていました。
解決に向けて
元飼い主さんにも努力してもらい、最終的に31匹の不妊・去勢手術、33匹(内、元飼い主保護8匹)を保護しました。
現場には、リリースした猫が3匹残っています。この猫達は、人慣れが難しく保護を断念し、住み慣れた場所で余生を送ってもらうことになりました。元飼い主の方と話し合い、この猫達には今後継続して餌やりをすること、新しい猫が増えた場合には手術をして繁殖させないことを約束してもらいました。
トラバサミに挟まれ大けがをした猫もいました。この猫は、怪我をした足を断脚し3本足になってしまいましたが、里親様も見つかり幸せになりました。トラバサミの使用は法律で厳しく制限されて、無許可で使うことは厳しく罰せられます。(トラバサミについては、NDNのブログに詳しく書かれていますのでそちらもご覧ください)
「猫の手募金」のお陰で多くの猫に不妊去勢手術を施すことができ、劣悪な環境から救い出すことができました。心よりお礼申し上げます。今も現場に残る猫たちのために、今まで食べ馴れている「スマック」又は「キャラット」のご寄付をお願いできれば幸いです。
- 猫のページ
- 譲渡会スケジュール
- 新しい飼い主希望の皆様へ
(譲渡条件) - 譲渡までの流れ
- 里親登録
- 幸せニャンコのページ
- のら猫不妊・去勢手術助成金制度のご案内
- 猫の手募金
- 会計収支報告
- 野良猫を保護していたら
子猫を出産 - 自宅の庭に親子猫6匹(母猫、
子猫5匹)が住み着いた - 極度の栄養失調と風邪により、
失明を免れなかった子猫 - 虐待された子猫
- 首輪が食い込んだ猫がいる。
何とかして欲しい - 感染力の高い病気
- 住宅街の野良猫の不妊去勢手術
- 先天性心臓病
- 子猫ラッシュ
- 家の近くで、メス猫が出産
- 風邪引きの仔猫5匹を
保護している方からの相談 - 交通事故に遭った子猫
- 片足を失った猫
- 餌やりさんの責任と地域猫の
難しさ - 住宅街の野良猫たち
- 交通事故後の横隔膜破裂猫
- 虐待で後脚を切断した猫
- 猫屋敷レスキュー
- 猫多頭崩壊レスキュー
- 公園で暮らす猫たち
平成26年10月〜 - 取り残された猫達
平成26年10月〜 - 公園猫
平成27年3月〜 - 街中で暮らす猫
- 尻尾がズル剥けになった猫
- 多頭崩壊53匹
- 農村部での多頭崩壊
平成28年3月〜 - 経済的に厳しい方でも出来ることから
平成28年6月〜 - 新潟市西区 猫多頭飼育崩壊
平成28年6月〜 - 市営住宅で暮らす猫
平成28年7月〜12月 - 事故猫のキジ君
平成28年7月 - 餌やりで増えた猫と空き家に暮らす猫
平成28年7月〜 - 餌やり不明の住宅街ののら猫
平成28年7月〜 - 古い街並みで暮らす猫たち
平成29年2月〜 - コンビニ裏の猫たち
平成29年3月〜 - 生活保護受給者さんの飼い猫
平成28年6月〜 - 亀田郷の猫
平成29年4月〜 - 街中で暮らす猫パート2
継続案件 - 取り残した猫達の出産
平成29年6月〜 - お寺に住み着いた猫
平成29年6月〜 - 咬傷事故仔猫
平成29年6月〜 - 1匹への餌やりが25匹に
平成29年7月〜 - 行政経由ののら猫相談
平成29年7月〜 - 迷子捜索掲示板
- 猫班の活動
- 猫の預かりボランティア
- 猫との生活に向けて