猫の手事例124
小屋で生まれた3匹の子猫(胎内市)
令和3年6月〜
経緯
いつも猫の手募金にご協力頂きありがとうございます。令和3年6月、「うちの小屋の屋根裏に子猫が4匹いるんです。どうしたらいいのでしょう?」と相談を受けました。自分の家には動物もいないし、猫にえさをやったこともない。どうして家で産んだのかな〜っと、とても困っておられました。子供さんがどうしても欲しがって、1匹だけは家で飼うことにしますと、相談者さん宅の飼い猫になりました。
対応
訪問してみると、作業小屋の2階の屋根裏、脚立に上がってやっと見える人の手の届かない奥の方に3匹の子猫の姿がありました。捕獲器も入らない狭い場所で、手も奥まで届かず、何とか捕まえようとしていると、1匹の子猫は板の小さな隙間から外に落ちました。次の子猫も外に落ち、3匹目やっと手で掴めることが出来ました。3匹とも怪我もなく元気な姿に安心しました。相談者さんは、自分の猫でもない子猫の費用負担は難しく、猫の手募金の承認を受けました。
解決に向けて
3匹はすぐに里親さんが決まり、ほっとしているところに、まだ子猫がいると報告を受け、今度は捕獲器を持って伺いました。子猫の姿が全く見えず、ダメかな〜と思っていた時、突然子猫が後ろを横切りました。最初に母猫が捕獲器にかかり、その後子猫も何とか保護しました。遠方ではありましたが、何度か通い、他の野良猫も捕獲し、結果、子猫5匹保護、 メス猫2匹、オス猫2匹の不妊去勢手術をしました。子猫はすべて新しい里親さんのもと元気にしています。
まだまだ、この地域では、猫はタヌキやハクビシンなどの野生動物と同じと思っている人が多く、地域猫として認めてもらうには程遠く、現実の厳しさを感じました。人間の勝手で野良猫になってしまったのに、『えさをやらなければいい』と指導するところもあり、問題の解決にならないですね。皆様からのご支援で、今回も猫の命を救って頂きました。今後もたくさんの猫を救うために、猫の手募金をよろしくお願いいたします。
|
- 猫のページ
- 譲渡会スケジュール
- 新しい飼い主希望の皆様へ
(譲渡条件) - 譲渡までの流れ
- 里親登録
- 幸せニャンコのページ
- のら猫不妊・去勢手術助成金制度のご案内
- 猫の手募金
- 会計収支報告
- 野良猫を保護していたら
子猫を出産 - 自宅の庭に親子猫6匹(母猫、
子猫5匹)が住み着いた - 極度の栄養失調と風邪により、
失明を免れなかった子猫 - 虐待された子猫
- 首輪が食い込んだ猫がいる。
何とかして欲しい - 感染力の高い病気
- 住宅街の野良猫の不妊去勢手術
- 先天性心臓病
- 子猫ラッシュ
- 家の近くで、メス猫が出産
- 風邪引きの仔猫5匹を
保護している方からの相談 - 交通事故に遭った子猫
- 片足を失った猫
- 餌やりさんの責任と地域猫の
難しさ - 住宅街の野良猫たち
- 交通事故後の横隔膜破裂猫
- 虐待で後脚を切断した猫
- 猫屋敷レスキュー
- 猫多頭崩壊レスキュー
- 公園で暮らす猫たち
平成26年10月〜 - 取り残された猫達
平成26年10月〜 - 公園猫
平成27年3月〜 - 街中で暮らす猫
- 尻尾がズル剥けになった猫
- 多頭崩壊53匹
- 農村部での多頭崩壊
平成28年3月〜 - 経済的に厳しい方でも出来ることから
平成28年6月〜 - 新潟市西区 猫多頭飼育崩壊
平成28年6月〜 - 市営住宅で暮らす猫
平成28年7月〜12月 - 事故猫のキジ君
平成28年7月 - 餌やりで増えた猫と空き家に暮らす猫
平成28年7月〜 - 餌やり不明の住宅街ののら猫
平成28年7月〜 - 古い街並みで暮らす猫たち
平成29年2月〜 - コンビニ裏の猫たち
平成29年3月〜 - 生活保護受給者さんの飼い猫
平成28年6月〜 - 亀田郷の猫
平成29年4月〜 - 街中で暮らす猫パート2
継続案件 - 取り残した猫達の出産
平成29年6月〜 - お寺に住み着いた猫
平成29年6月〜 - 咬傷事故仔猫
平成29年6月〜 - 1匹への餌やりが25匹に
平成29年7月〜 - 行政経由ののら猫相談
平成29年7月〜 - 迷子捜索掲示板
- 猫班の活動
- 猫の預かりボランティア
- 猫との生活に向けて