猫の手事例53
新潟市西区の入院野良猫
経緯
苦しんでいた野良猫を助けようとして入院させたものの、4日でかなりの治療費がかかり、更に2倍から3倍はかかると獣医さんから説明があった。工面できる費用は限界に近付いているが、何とか猫を助けたい、これからかかる費用に対する支援をお願いできないか、という相談がありました。 細かく聞いたところ、近所で見かける触ることができない野良猫に時々餌をやっていたが、ある日駐車場の車の下で苦しんでいるところを見かけ近所の人と協力して捕獲、お尻から子猫の足が2本出ていたため慌てて日曜も開いていた近所の動物病院へ運び込んだ。獣医さんからは、出産時に子猫が引っかかり1週間ほど経っていて、子猫は全部死んでいて子宮蓄膿症が重症化、母猫は自力で立てないほど弱っているのでこのままでは命が危ないと言われたということでした。
対応
入院6日目に病院を訪問し病状をお聞きして猫を確認しました。当初、ぐったりと横たわっていた猫は、頭を起こせるまでに快復したがまだ予断を許さない状態で、体力の回復を待って必要な治療を行う。その際に不妊手術も行い、自力で食べられるようになれば点滴を外して退院となる。費用についても丁寧な説明をしていただきました。ここで治療を止めたら猫は確実に命を落とすので、猫の手募金にて治療費の一部を支援できないものかとNDNに承認伺いを行ったものです。
解決に向けて
順調に回復し退院。退院後はしばらく強制給餌を行い風邪治療のために目薬を持って迫る相談者さんを見ると逃げ回ると苦笑いをされていましたが、これも縁だと、完全室内飼育にて雨の当たらない暖かい家庭で食べ物にも困らない生活を得ることになりました。名前はフラちゃん、早く相談者さんのご家族に馴れてゆったりとした生活を送ってほしいものです。皆様の暖かいご寄付で1匹の猫の命が救われました。厚く御礼申し上げます。
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