猫の手事例57
周囲が無関心な猫屋敷(燕市)
経緯
今回の多頭飼育崩壊が発覚したのは、近所の方からの猫相談がきっかけでした。家に野良猫が来るようになり、かわいそうで餌を与えていたら仔猫が生まれた、仔猫は里親探しをして親猫は手術をしたものの、最近、また別の野良猫を見かけるようになった。この繰り返しでは困るが、少し離れたところに原因のお宅があるようだとの話でした。探してみると、たしかに怪しい家があり、思い切って家主に声をかけると、60代の男性の一人暮らし。数十年に渡り、猫に餌を与えていました。現在は10匹から15匹くらいいるようだが数はわからない。どうせいなくなるし、死んで行く、手術代を出す余裕はないとのお話でした。餌を与えているだけでまったく人慣れしていませんでした。
対応
ここから散らばった猫が周囲に迷惑をかけていることを説明したところ、自分も若くはないので手術ができれば本当はありがたい。経済的に余裕はないとの返事。幸い手術には同意しており、猫の手募金を利用して手術をすることができました。このとき、近所の聞き込みで感じたのは、周囲の方はほとんど気づいていないか、知っていても無関心だったことです。そのため、愛護センターに問合せをしても、過去に猫の苦情は届いていませんでした。当事者が劣悪な環境で暮らしていても周囲が無関心なことが問題を解決から遠ざけている事例でした。
解決に向けて
成猫6匹の捕獲はスムースに終わり、ボス猫と言われる猫も捕獲して手術することができました。しかし、手術にはまだ早い仔猫が人慣れしておらず捕まらず、成長を待って再度捕獲の予定です。
|
- 猫のページ
- 譲渡会スケジュール
- 新しい飼い主希望の皆様へ
(譲渡条件) - 譲渡までの流れ
- 里親登録
- 幸せニャンコのページ
- のら猫不妊・去勢手術助成金制度のご案内
- 猫の手募金
- 会計収支報告
- 野良猫を保護していたら
子猫を出産 - 自宅の庭に親子猫6匹(母猫、
子猫5匹)が住み着いた - 極度の栄養失調と風邪により、
失明を免れなかった子猫 - 虐待された子猫
- 首輪が食い込んだ猫がいる。
何とかして欲しい - 感染力の高い病気
- 住宅街の野良猫の不妊去勢手術
- 先天性心臓病
- 子猫ラッシュ
- 家の近くで、メス猫が出産
- 風邪引きの仔猫5匹を
保護している方からの相談 - 交通事故に遭った子猫
- 片足を失った猫
- 餌やりさんの責任と地域猫の
難しさ - 住宅街の野良猫たち
- 交通事故後の横隔膜破裂猫
- 虐待で後脚を切断した猫
- 猫屋敷レスキュー
- 猫多頭崩壊レスキュー
- 公園で暮らす猫たち
平成26年10月〜 - 取り残された猫達
平成26年10月〜 - 公園猫
平成27年3月〜 - 街中で暮らす猫
- 尻尾がズル剥けになった猫
- 多頭崩壊53匹
- 農村部での多頭崩壊
平成28年3月〜 - 経済的に厳しい方でも出来ることから
平成28年6月〜 - 新潟市西区 猫多頭飼育崩壊
平成28年6月〜 - 市営住宅で暮らす猫
平成28年7月〜12月 - 事故猫のキジ君
平成28年7月 - 餌やりで増えた猫と空き家に暮らす猫
平成28年7月〜 - 餌やり不明の住宅街ののら猫
平成28年7月〜 - 古い街並みで暮らす猫たち
平成29年2月〜 - コンビニ裏の猫たち
平成29年3月〜 - 生活保護受給者さんの飼い猫
平成28年6月〜 - 亀田郷の猫
平成29年4月〜 - 街中で暮らす猫パート2
継続案件 - 取り残した猫達の出産
平成29年6月〜 - お寺に住み着いた猫
平成29年6月〜 - 咬傷事故仔猫
平成29年6月〜 - 1匹への餌やりが25匹に
平成29年7月〜 - 行政経由ののら猫相談
平成29年7月〜 - 迷子捜索掲示板
- 猫班の活動
- 猫の預かりボランティア
- 猫との生活に向けて