猫の手事例85
新潟市北区 腕がちぎれた子猫
2020年3月6日 〜4月20日
経緯
事情は分かりませんが近所で飼っていた複数の猫が遠方に捨てられ、そのうちの1匹が帰ってきましたが餌も貰えず野良となりました。かわいそうに思い餌をやっていましたが子猫が2匹生まれ、その子猫1匹が行方不明になり3日ほどして右前脚を途中から切断して帰ってきました。親子3匹は捕まえることが出来ないがどうしたらよいでしょうか。という相談を受けました。
対応
捕獲機で3匹を捕獲し母猫はTNR、元気な子猫は相談者さんが保護、ケガ猫は右前足が手首と肘の真ん中ぐらいで千切れ、傷口は黒く壊死が始まっており、右目は黒く濁り眼圧低下で失明の恐れありということでそのまま入院手術となりました。
解決に向けて
手と目の怪我の原因はトラバサミであろうという診断でしたので、管轄の警察署に診断書と写真を持参、ケガ猫の入院治療費は高額になる、相談者さんはコロナの影響を受けていることを考慮し、子猫2匹の医療費について猫の手募金の申請・承認となりました。
ケガ猫は失明を免れ、壊死した右手も肘部分で切断手術を受け、3本脚で元気に走り回れるようになりました。残っている右肘で猫砂を掻いてきちっと始末をするそうです。子猫2匹はとても仲が良く、先住猫も優しく接してくれることもあり、相談者さんが2匹とも終生面倒を見る決断をしてくれました。
ご寄付戴いた猫の手募金で一つの命が助かりました。誠にありがとうございました。
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