猫の手事例91
猫を手放せない自覚のない多頭崩壊
2020年4月〜
経緯
愛護センターと協働して取り組んでいる事例です。オスメス2匹を貰ってきたり、野良猫にも餌をやっていたところ、近所からの苦情があり全部を室内に入れました。しかし、避妊去勢手術をしなかったためにどんどん増えてしまい、数年で24匹になってしまいました。
初めの数匹のうちに手術をしていればよかったのですが、こうなるともう経済的にも手術不能な状態になってしまい、手術ができない→猫が増えるの悪循環となってしまいました。その結果、今年も16匹の子猫が生まれ、全部で40匹にもなってしまいました。
対応
24匹もの猫の手術費用、譲渡のための子猫の検診やワクチン代など高額な医療費が必要となります。そこで、猫の手募金からの支援をお願いしました。
解決に向けて
愛護センター=殺処分と思い込んでられましたが、その誤解が解けたご当人からも協力していただくことができ、大人猫はスムーズに手術を行うことができました。しかし、狭いスペースに高密度で猫がいたため母猫が育児をする環境に適さず、子猫のほとんどが栄養不足で低体温、離乳食も自力で食べることができず、半数以上が入院となりました。この入院費も猫の手募金からご支援いただき、小さな命を救っていただきました。あのままでしたら、ほとんどがダメだったと思われます。元気になった子猫たちは、里親さんの元に譲渡されていきました。
15匹もの命を助けていただき、さらに猫が増えるという悪循環を断ち切ることができたのも猫の手募金のお陰です。ご支援、誠にありがとうございました!
*2020年12月現在、24匹の成猫がいますが、病気治療が必要な猫がいることが判明。これを足掛かりに、譲渡の方向で説得中です。
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