猫の手事例97
生活保護世帯の餌やりで増えた猫たち(新発田市)
令和2年6月頃〜
経緯
令和2年6月下越動物保護管理センター経由で相談がありました。相談のお宅は60代前後の女性(無色)一人暮らし、5~6年前から事情により生活保護を受けているのですが、そのお宅で7匹くらいの野良猫(うち1匹は飼い猫)に餌を与えていて、ご近隣から糞尿被害、臭いで苦情があるそうです。
対応
これまでに下越動物保護管理センターが訪問をし、
・外にトイレを設置すること
・餌やり時間を決めること(ずっと置きっぱなしにしない)
・玄関先などの清掃・片付けを実施すること(若干、ゴミ屋敷化)
を指導し少しずつは改善されたようですが、猫の手術まではご本人ではどうにも出来ずNDNに
相談となり、捕獲・手術の運搬を行う事になりました。
解決に向けて
事前に訪問し、捕獲前日に家の中に閉じ込めて頂けるようお話をしていたので、前日の夜、ご本人も猫を逃がさないようにと思い猫を紐で繋いでおいてくれたのですが、翌朝までに何か事故が起きては困るのでその場で持参したキャリーや捕獲機に移し、翌日、無事に手術を済ませる事が出来ました。全部で7匹との事でしたが、来なくなったオス猫もいた為、メス3匹・オス1匹の手術となりました。他メス1匹はこれまで一度も出産をした事が無いとの事でしたが、念のため病院で見て頂いた所、手術跡らしき古傷があった為開腹はせず、今後も様子を見る事にしました。その後も特に変わった様子は無い為、やはり手術済の猫だったようです。その後もオスは来ないとの事で、こちらでの猫の手の利用はこれで終了とさせて頂きました。猫の手募金を利用させて頂き、有難うございました。
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